深大寺「厄除元三大師大祭」とだるま市
3月4日に深大寺の「元三大師大祭」、だるま市を見て来ました。
深大寺は正式には 浮岳山昌楽院深大寺 といい、733年に満功上人が法相宗の寺院として、
水の神である「深沙大王」を祀る寺として開創しました。
平安時代になると天台宗の高僧、恵亮和尚を迎え、和尚の功績により寺領が拡がり、天台宗に改まります。
更に、天台宗第十八代座主慈恵大師大僧正の自刻像が比叡山から深大寺に遷座しました。
慈恵大師が正月三日に入滅されたので、「元三大師」と称せられました。
毎年3月3、4日に「厄除元三大師大祭」、だるま市が開かれています。
深大寺パンフレット 深大寺散策マップ 深大寺東参道
調布駅からバスで渋滞を避けて小学校前で降り、小学校の手前を左に入り、東参道を行きます。
すぐに不動の滝が見えてきます 東京の名水57選に選ばれている湧き水です
参道の屋台 庫裡東門
山門 境内で最古の建造物
本堂 本尊は宝冠釈迦如来
境内はだるま市の屋台でいっぱいです およそ300店
だるまに目を入れてもらう、だるま開眼所も行列です。片方の目に梵字の「阿」を書いてもらいます。 だるまに「阿」の字を入れてもらいました
1年後願いが叶ったら、だるまの右目に「吽」の字を入れ、寺に納めます
本堂の脇にムクロジの木があります。 こちらはなんじゃもんじゃの木
今は葉もありませんが、木の実は非常に硬く、 4月末から5月初めに白い花をつけます
羽根付きの玉になります 雪を被ったように見えます
閼伽堂の水 こちらも湧き水です 仏前に備える水として使われます 元三大師堂
慈恵大師自刻の元三大師像が安置されています。
釈迦堂 (階段の上) 堂内の「銅造釈迦如来像」 銅造釈迦如来像 重要文化財 飛鳥時代
通称白鳳仏 関東では最も古い仏像です。(展覧会のポストカードより) 開山堂
開基 満功上人が祀られています。 延命観音 慈恵大師自刻の観音が祀られています
深沙大王堂 満功上人の父が深沙大王に救われ、上人が深大寺を建立し、深沙大王を祀りました 深沙大王像
境内の梅 唐辛子屋
蕎麦屋 境内と周りにはたくさんのそば屋があります 水車 そば粉を引く
鐘楼 不動堂
山門に続く参道にはたくさんの店が並んでいます 嶋田家 神代そばの元祖
美味しいそばをいただきました。
鬼太郎茶屋 パンフレット
午後2時から「お練り行列」でクライマックスを迎えます
庫裡東門より、お練り行列を先導する講中の人たち お坊さんのお練り行列
山門を入り元三大師堂で元三大師御影供が執り行われ、天台宗に伝わる声明がおごそかに唱えられます。
深大寺のはるかな歴史に思いをはせながら、寺を後にしました。
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