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2017年1月27日 (金)

帝釈天彫刻ギャラリー

正月の柴又七福神めぐりで、帝釈天の彫刻ギャラリーを拝見しました。

帝釈天(題経寺)の帝釈堂の内外には数多くの木彫が施されていますが、特に帝釈堂内陣の外側にある
10枚の胴羽目彫刻は「法華経」の説話から選んだ題材をもとにして彫刻されました。

これは十六世観明院日済上人が発願し、10数年の歳月をかけて完成しました。
先ず木彫師加藤寅之助が「法師守護の図」を大正11年に完成させ、残りの9枚を東京在住の名人彫刻師に
依頼し、途中関東大震災により、欅材を焼失したりしましたが、昭和9年にようやく完成したものです。

002  題経寺帝釈堂

先ず、帝釈堂内陣の胴羽目彫刻「法華経説話」10枚を見ます。

003  法華経説話 塔供養の図  金子光清作
仏の眉間から光が放たれ、国土が照らされると、さかんに塔供養が行われます

005 006
法華経説話 三車火宅の図 木嶋江運作            三車部分クローズアップ
燃える家から子供たちを救出する為に羊、鹿、牛
が引く三車を用意します

008 009
慈雨等潤の図  石川信光作                 雷神、風神部分クローズアップ
仏の慈悲深い教えは地上を潤す雨と同じ
雷神と風神が現れて雨を降らし、大地には緑があふれ花が咲きます

010 011
法師修行の図 横谷光一作                    普賢菩薩部分クローズアップ
法師は森の中や洞窟の中で修行しています
その修行者を励ますため仏が現れたり、象に乗った普賢菩薩が姿を現します

012 013
多宝塔出現の図 石川銀次朗作                 多宝塔部分クローズアップ
「法華経」を信仰するところでは多宝塔が地面から
湧き出してきて人々の信仰をほめたたえます 人々は歓喜して塔を礼拝します

014 015
千載給仕の図 加府籐正一作                  仙人部分クローズアップ
仙人が「法華経」という尊い教えを持っていました
この仙人について千年の間、水を汲み、薪を拾い、果物の実を採るなどして仕えました

016  龍女成仏の図 山本一芳作
「法華経」では女性が成仏できることを示しています
龍王の娘が多くの教えを理解し、不動の境地に達し、波の上で宝珠を仏に捧げています

017 018
病即消滅の図 今関光次作                   病の人部分クローズアップ
病にかかった人が「法華経」を聞く幸運に恵まれたら、
たちどころに病は治り、不老不死の境地を得ることができます

019 020
常不軽菩薩受難の図 小林直光作               迫害を受ける菩薩部分クローズアップ
常不軽菩薩は「常に人を軽蔑しない」という修行を
していたが、かえって迫害を受けました 「法華経」は闇に光を得たように救いの道を示します

022 023
法師守護の図 加藤寅之助作                 法師を守護する阿修羅部分クローズアップ
法師は「法華経」を保つことを誓い、読み、誦して
解き明かし、経文を書写して「法華経」を広めます 修行する法師を天人も阿修羅も協力して守護します

この10枚の胴羽目彫刻は縦1、27m、横2、27m、厚さ20cmの立派な欅材から、木彫師が彫り出した
浮彫図です。見事なものです。

胴羽目彫刻の他、内陣の最上段には十二支の図が彫られ、その下に天人図、法華経説話彫刻の下に
千羽鶴図が彫刻されています。
一部ご紹介します。

021 024
十二支図  牛                           十二支図  猪

007 027
天人図                               天人図

004 028
千羽鶴図                               千羽鶴図

025 026
堂の角には獅子と龍の彫刻                  窓枠には龍の彫刻


更に階下には花鳥図と最下段に亀図が彫刻されています。
これ等の内、千羽鶴図、花鳥図、亀図は千葉県の高石仙蔵師により彫られたそうです。

名人彫刻師たちの傑作を堪能しました。

























 











































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