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2016年12月20日 (火)

国立西洋美術館・クラーナハ展

国立西洋美術館で開催されている「クラーナハ展」を見て来ました。

クラーナハはティツィアーノ(イタリア)と同時代のドイツルネサンスを代表する芸術家です。
宮廷画家として工房を開設して絵画の大量生産を行いました。
特に、ユディトやヴィーナス、ルクレティアなどの物語のヒロインたちを、観る者を誘惑するような特異な
エロティシズムで描き出しました。

チラシやポストカードなどから一部ご紹介します。

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クラーナハ展チラシ                        チラシ裏
絵は「ホロフェルネスの首を持つユディト」          絵は「正義の寓意」

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チラシ中左                              チラシ中右
上の絵は「子どもたちを祝福するキリスト」          下の絵は「不釣り合いなカップル」

ご紹介する絵は「ディアナとアクタイオン」を除いてすべてルーカス・クラーナハ(父)です。

003  「聖カタリナの殉教」 (宮廷画家時代)
聖カタリナが殺害されるところですが、突然の雷鳴、天変地異で車輪が砕け、人々は大混乱に陥っています。

001  「ヴィーナス」
豊満なヴィーナスと異なり、子供のような体型のヴィーナスですが、首飾りや透明なヴェールがかえって
裸体を強調しています。
個人の部屋に飾って見るように、絵は小さいものでした。

004  「アダムとイヴ(堕罪)」
女性のほうが蛇をつかみ、男性の肩に手をかけ積極的なようです。

010  「泉のニンフ」
画面右上に弓と矢が描かれ、狩猟の女神ディアナを模しているようですが、服を枕にし、体に透明な
ヴェールをまとっています。

011  「ディアナとアクタイオン」 ルーカス・ク
ラーナハ(子)
女神ディアナとニンフたちの水浴を覗いたアクタイオンは鹿に変えられ、犬に追われます。


002  「ルクレティア」
名高い美女がローマの王子に犯され、夫や父に身におこったことを告白し、復讐を誓わせて自害します。
王家はローマから追放され、ローマは王制から共和制に変わりました。
ルクレティアの題材をもとに魅惑的な裸体を描いています。

012  「正義の寓意(ユスティティア)」
女神が人の正義を量る天秤と剣をもって迫ります。

005  100人の「正義の寓意」
中国大芬油画村のアーティスト100人に「正義の寓意」の模写をしてもらったそうです。

013  「不釣り合いなカップル」
明らかに年齢差の違いすぎるカップルです。年を取った男性は嬉しそうに女性に指輪を付けていますが、
女性は冷めた表情に見えます。

014  「ヘラクレスとオンファレ」
英雄ヘラクレスが女王オンファレの下で女装させられ、糸を紡ぎ、女性たちに骨抜きにされています。
右端の女性は「あなたも どう」と言っているようです。

015  「ホロフェルネスの首を持つユディト」
敵将を誘惑し、首を切ってユダヤを救ったユディトを鮮やかに、精細に描いています。
首を切られた男はまだ恍惚の中にいるようです。

016  「マルティン・ルター」
友人の宗教改革家、マルティン・ルターの肖像画を何枚も描きました。

017  「子どもたちを祝福するキリスト」
大勢の子どもたちをキリストが祝福しています。母親たちも祝福してもらおうと子どもを抱いてやってきます。

絵にはフリードリヒ賢明公から許された蛇の紋章(翼の生えた蛇が指輪をくわえている)が描かれています。

これらの絵の他、クラーナハの版画やデューラーの版画、ピカソの絵、更に森村泰昌がユディトと
ホロフェルネスに扮した「ホロフェルネスとユディト」の絵などもありました。

この展覧会は2017年1月15日まで開催されています。 











































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