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2016年9月14日 (水)

出光美術館・東洋、日本陶磁の至宝

出光美術館で開催されている「東洋・日本陶磁の至宝」展を見て来ました。

出光美術館は開館50周年を記念して、今回は同館が所蔵する数々の陶磁器コレクションの中から、
中国、朝鮮、日本陶磁の名品を展示しています。

チラシと図録から一部ご紹介します。

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東洋・日本陶磁の至宝 チラシ                 チラシ裏

(東洋・日本の陶磁、「美」の競演)

017  野々村仁清 「色絵芥子文茶壺」
重要文化財 江戸時代前期 高さ43、4cm
器面いっぱいに芥子の花が赤や紫や金で描かれています。緑の葉とのバランスも絶妙です。
肩に金箔で模様を散らしています。
野々村仁清は初めて陶器に本格的な絵画を導入しました。
(厚い図録から写真を撮りましたので、作品が少し歪んでいます。申し訳ありません)

016  野々村仁清 「色絵鳳凰文共蓋壺」
重要文化財 江戸時代前期 総高45、4cm
鮮やかな色使いで緻密な文様がびっしりと描かれています。
胴部四方の窓には異なる四態の鳳凰が生き生きと描かれています。

026  景徳鎮官窯 「青花龍文壺」
明時代 高さ52cm 明「宣徳年製」銘   肩に四か所、鬼面が描かれています。
胴には三つの爪、二本の角を持つ龍が豪快に描かれています。

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景徳鎮窯 「青花騎馬人物文壺」 元時代 総高34cm
胴部左に 王昭君、右に 匈奴の王 が描かれています。
「漢宮秋」から題材を取ったもので、匈奴との政略結婚に女官から王昭君が選ばれますが、他の女官は
画家にわいろを贈り、美しく描いてもらいますが、王昭君はわいろを贈らなかった為、醜く描かれ、
皇帝が選びます。匈奴への旅立ちの時、皇帝は初めて本当に美しい王昭君を見て悔やみますが、
どうにもなりませんでした。

022  朝鮮 「紛青沙器象嵌牡丹文共蓋四耳壺」
朝鮮王朝時代 総高32、7cm
胴部に白土象嵌の唐草文があり、さらに蓮弁文、鋸歯文、下部にも蓮弁文があります。

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古九谷 「色絵独釣文八角皿」 重要美術品         鍋島 「色絵松竹梅文大皿」
江戸時代前期 径26、6cm                   江戸時代中期 径30、4cm
八角皿の中に額を作り、釣りをする男を描いています   中央に梅、左に松の葉、右に竹の葉を配置

008 007
古伊万里 「色絵唐獅子牡丹文蓋物」            古伊万里 「色絵美人図屏風文大皿」
江戸時代中期 総高42、4cm                江戸時代中期 径58cm
蓋と胴に熨斗で枠を作り、中に唐獅子と牡丹       美人が描かれた屏風と衝立には文人と楼閣、
が描かれ、豪華な鮮やかな椀です              華やかな楽しい皿です

012  柿右衛門 「色絵花鳥文八角共蓋壺」
重要文化財 江戸時代前期 総高61、5cm
蓋と肩に牡丹を赤絵の具で、唐草文を藍で描く。胴部には牡丹、竹、菊、梅に鳥が描かれていますが、
すっきりしていて気品があります。

024  景徳鎮官窯 「青花臙脂紅龍文瓶」
重要美術品 清時代 高さ 各48、9cm 「大清乾隆年製」銘
三爪、二角の龍と蝙蝠が金を呈色剤とする淡いピンク色の顔料「臙脂紅」で鮮やかに描かれ、
青花で波濤や雷文を描いています。

(中国陶磁の流れ)

030 029
「緑釉博山炉」 中国 隋時代 総高28、4cm       「三彩騎駝人物」 中国 唐時代
蓋に火焔宝珠形のパルメット模様があり、          高さ79cm(駱駝)42cm(人物)
花弁、葉文が扇状に広がっています             フタコブラクダに乗っているのは匈奴でしょうか
柄に龍が巻き付き香炉を支えています

025  景徳鎮窯 「金襴手孔雀文共蓋仙盞瓶」
重要美術品 明時代 明・嘉靖「富貴佳器」銘 総高21、2cm
胴の両面に孔雀と牡丹が金彩で描かれています。
長い注ぎ口と取っ手のある蓋付瓶を「仙盞瓶」と言います。

023  景徳鎮官窯 「豆彩鶏文杯」 清時代
「大清康熙年製」銘 高さ8、2cm
チキンカップですね  非常に薄い器肌で作られています。

(日本陶磁の流れ)

021  「朱彩壺型土器」 重要文化財 弥生時代後期
高さ39、3cm  千葉県富津より出土 祭祀用土器

020 019
美濃窯 「志野山水文鉢」 桃山時代 径27、8cm    美濃窯 「織部蓬莱山文蓋物」
志野で白い釉薬が開発され、絵が描けるように      桃山時代 径2
なりました                             織部は釉薬をデザインに使いました                         
鯉が滝を昇ろうとしています                  耳の長い兎が描かれています
                                    蓋には蔓を付けた瓢箪型の取っ手

018  本阿弥光悦 「赤楽兎文香合」 重要文化財
江戸時代初期 径8、5cm  白泥と鉄絵で薄のなかの兎を描いています

015 014
尾形乾山 「銹絵染付金銀白彩松浪文蓋物」        尾形乾山 「色絵龍田川文透彫反鉢」
重要文化財 江戸時代中期 23、4x23、8cm       江戸時代中期 径19、2cm
蓋に金、白彩、染付による松が描かれ、           口縁部は紅葉の文様に合わせて刻み、
身には白地に染付と金彩で波文が描かれています    口縁下部にも波濤に透かしを入れ、
                                    紅葉は朱、黄、緑で描いています

(茶の湯のうつわ)

005 004
龍泉窯 「青磁袴腰香炉」 重要文化財            南宋官窯 「青磁下蕪花生」重要文化財
中国南宋時代 高さ16、5cm                  中国南宋時代 高さ23、1cm
中国古代の青銅器に倣った形                  胴下部に大きな貫入が見られます
日本では袴を着けた腰付きに似ているので
この名がつけられました

003  「絵唐津丸十文茶碗」 桃山時代 径14、3cm
胴に円とその中に十が描かれていますが、なんとも渋い味わいの茶碗です

(陶磁器から見た東西交流)

010 011
柿右衛門 「色絵唐人物文壺」 江戸時代前期      柿右衛門 「色絵松竹梅文六角瓶」
高さ30、2cm                          江戸時代前期 総高31、3cm
太古石と花を中心に唐の人物を描いています      濁手の乳白色の釉薬を使って、余白の白を
                                  生かして、松に鶴を描いています

近代陶芸への道ー板谷波山

006  板谷波山 「葆光彩磁花卉文花瓶」
昭和3年頃 高さ23、4cm  
板谷波山独特のマット釉で光沢を隠し、大きくモクレン、山茶花、梅や椿を描いています。釉薬の中の
極微の結晶により、薄い絹の布をかぶせたような淡い色彩になるのだそうです。

これらの他、120点にも及ぶ作品が展示してありました。

出光美術館の陶磁器コレクションを楽しみました。
この展覧会は9月25日まで開催されています。

 出光美術館
     東京都千代田区丸の内3-1-1帝劇ビル9階
        Tel ハローダイアル 03-5777-8600

       






















 


























 





 























  

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