砂子の里資料館・歌川広景 江戸名所道戯尽
川﨑、砂子の里資料館で開催されていた「歌川広景 江戸名所道戯尽」を見て来ました。 歌川広景 江戸名所道戯尽 チラシ
歌川広重の弟子、歌川広景は江戸名所でのコミカルなユーモラスな出来事を描いています。
江戸時代のマンガをチラシから一部ご紹介します。 江戸名所道戯尽 日本橋の朝市
朝市の魚屋から、犬が大きな鯛をくわえて逃げています。
その後を追う男が桶の魚をひっくり返しています。 御藏前の雪
男が雪だるまの上に魚を供えて、切れた下駄の鼻緒を直している間に、犬が魚を狙っています。
江戸時代の雪だるまは、丸い雪を二つ重ねたものではなく、本当の達磨を作っていました。 両国の夕立
川に落ちた雷神が河童に足を掴まれて、川に引き込まれまいと慌てています。 浅草反甫の奇怪
田んぼの中を3人の男がクワをかついで歩いています。どうやら後ろの狸にだまされているようです。 下谷御成道
子供の水鉄砲が侍の顔を直撃しています。 亀戸太鼓はし
亀戸天神の太鼓橋の傾斜が急で、人々が転がり落ちています。 芝飯倉通り
トンビに油揚げをさらわれて大騒ぎをしていると、トンビの籠から油揚げが落ちて来ました。 筋違御門うち
占い師の虫眼鏡を通して見る巨大な顔にみんなびっくり仰天。 霞が関の眺望
大変 馬が暴れて積み荷がバラバラに。 虎の御門外の景
凧が落下して糸や凧が侍に絡まっています。
これ等の他、「両国の夕立」や「王子狐火」、「浅草歳の市」など、江戸名所道戯尽(全揃)51枚を見て、
江戸時代のマンガを楽しみました。
歌川広重の名所江戸百景19枚も展示されていました。
残念ながらこの展覧会は7月23日で終了しました。
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