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2016年7月28日 (木)

三越本店・加藤幸兵衛、加藤亮太郎展のラスター彩

日本橋三越で開催されている「七代加藤幸兵衛、加藤亮太郎父子展」を見て来ました。

その中の、加藤幸兵衛さんが復元したペルシャのラスター彩をご紹介します。

ラスター彩は、かってイランでペルシャと呼ばれていた焼き物で、玉虫色に輝く美しい陶器です。
しかし、13世紀のモンゴル侵攻によって打撃を受け、17世紀頃にはその技法が途絶えてしまいました。
これを加藤卓男(人間国宝)さんが復元し、長男の加藤幸兵衛さんが2013年7月にテヘランでラスター彩を
里帰りさせる展覧会を開催しました。

図録から一部ご紹介します。

001  七代加藤幸兵衛さん

002  ラスター彩陶壁「生命樹」
陶板 縦120x横53、5cm
ラスター彩の技法は低温で還元焼成することと言います。
鉛を含んだ錫の釉薬で焼いた白い器面に、銀や胴の酸化金属を呈色剤として絵を描き、低温で
還元焼成すると釉薬内の酸素が除かれ、色が浸透していくので、最後に研磨することによって
美しく、玉虫色に輝く陶器が完成します。
加藤卓男さん、加藤幸兵衛さん父子が25年に及ぶ調査、研究の末、達成しました。

003 004
ラスター彩カトレアの器                     ラスター彩鳥の器
幅20、3x奥行18x高さ29、5cm              幅18x奥行13、2x高さ31、5cm
文様が美しく、きらきらと玉虫色に輝いています。
見る角度を変えると、また違った色合いに輝きます。

005 006
ラスター彩木蓮の器                       ラスター彩芙蓉の器

007 009
ラスター彩壺「鳥螺旋」                      ラスター彩撫子文香炉
幅22、3x奥行11、3x高さ27、2cm             径8、7x高さ16cm

008  ラスター彩花文香炉
幅25、5x奥行9、5x高さ14、5cm

014  ラスター彩大皿「ブッダガヤの大塔」
径45x高さ5、2cm

015 016
ラスター彩姑姫文鳳首瓶                     ラスター彩花文鳳首瓶
幅17、6x奥行15、8x高さ30、2cm            幅14、5x奥行12x高さ27、5cm

017 018
ラスター彩壺「シルクロード憧憬」               ラスター彩鳳首瓶「塔尽くし」
径12、7x高さ26cm                      幅18、5x奥行16x高さ30、7cm

019  ラスター彩陶壁「アンコールワット憧憬」
陶板 縦53、5x横98cm

参考として今年の1月から4月にかけて、石洞美術館で展示された「スペイン陶器展」のラスター彩を
2点ご紹介します。

020 021
ラスター彩獅子文大皿                      ラスター彩蔓草文壺
16世紀 スペインバレンシア地方               17~18世紀 スペインバレンシア地方
中央はバラ型のリボン、周囲に羊歯模様           大きな蔓草の模様


加藤幸兵衛さんのラスター彩以外の作品もたくさん展示してありました。
その中から4点ほどご紹介し、加藤亮太郎さんの作品は割愛します。

010 011
藍彩点綴文器                            褐釉長方器「流耀」
コバルトを呈色剤とする三彩陶器               酸化鉄(褐色)、酸化銅(緑色)による三彩

012 013
淡青釉金彩花文壺                        淡青釉金彩点綴文水指
華やかな素晴らしい青色の陶器です

ラスター彩を堪能しました。

残念ながら、この展覧会は7月26日で終了しました。 
尚、11月26日にはテレビ東京で「虹を追う男たち」として、加藤幸兵衛さんにイランの研修生も加えて
ラスター彩の放送があるそうです。













  


























 





 





 








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