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2016年5月23日 (月)

目黒区美術館・高島野十郎展

目黒区美術館で開催されている「高島野十郎展」を見て来ました。

高島野十郎は1890年に久留米の酒造家の五男として生まれました。
東京大学水産学科を首席で卒業しますが、実業には就かず、かねて念願の画家への道を選びました。
会派や団体に所属せず、独力で年月に耐える堅固な油彩の技法を研究し、写実絵画を追求しました。

パンフレットとポストカードから一部ご紹介します。

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高島野十郎展パンフレット                   「りんごを手にした自画像」 1923年
高島野十郎は岸田劉生と同時代で、中川一政、岸田劉生らが創生した「草土舎」で最初の個展を行っています。

003  「秋の花々」 1953年
海の近くの草原にケイトウ、カンナ、コスモスなど秋の花が咲いています。
遠くの島を背景に赤や黄、白の花が精細に描かれ、鮮やかです。

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「流」 1957年頃                        「溪谷」 1959年頃
溪谷のごつごつした岩の様子や、流れる川の水の動きが詳細に描かれています。

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法隆寺塔 1958年                       雨 法隆寺塔 1965年頃
堂々とした五重塔が細部まで詳細に描かれています   近寄って見ると、雨を表す縦の線が無数に
                                     画面いっぱいに描かれています

008_2  「御苑の春」 1948年以降
新宿御苑の大木が、うねうねと枝を伸ばし、生き物のようです

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「菊の花」 1956年                       「さくらんぼ」 1957年
色とりどりの菊の花が無数に描かれています        入場券の絵を拝借しました
テーブルクロスの花の模様も精密に描かれ、
真ん中に一つ真珠が置かれています

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「柿」 1962年                         「こぶしとリンゴ」 1966年頃
柿が熟して美味しそうです                  すりガラス越しに見える枝や葉も描いています

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「葡萄」 1948年以降                      「からすうり」 1948年以降

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「林辺太陽」 1967年頃                    「夕月」 1961年頃
林の中に眩しく見える日の出                  黄昏の光の中、森の木々やススキ、雑草などが
                                    隅々まで精細に描かれています

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「月」 1962年頃                         「満月」 1963年頃
暗い夜空に浮かぶ月の光                   月光に照らされて右に木の葉が見えます

019  「蝋燭」 
蝋燭の炎が印象的な絵です  高島野十郎の気持ち・仏心が込められているようです
野十郎は禅僧になった長兄、宇郎の影響を受けて、寺に参禅し、多くの仏典を読み、巡礼も行っていました。
野十郎は50枚にも及ぶ「蝋燭」の絵を描きましたが、これ等は1点も売られることがなく、親しい人や
お世話になった人に進呈されたそうです

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「蝋燭」                               「蝋燭」
この展覧会では「蝋燭」の絵は19点が展示されていましたが、炎の色やゆらめきがそれぞれ異なり、
それらが背景やテーブルに反映して深遠な世界が表現されていました。

これ等の他、アメリカ、ヨーロッパに滞在した時の絵「霧と煙 ニューヨーク」、「セーヌ河畔」など13点を含め
約150点の油彩と手紙、ノート、デッサンなどが展示してありました。

この展覧会は6月5日まで開催されています。その後、足利市立美術館へ巡回されます。

 目黒区美術館
    東京都目黒区目黒2-4-36
       Tel 03-3714-1201











  





                             











 

























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