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2016年4月13日 (水)

東京都美術館・ボッティチェリ展

東京都美術館で開催されていた「ボッティチェリ展」を見て来ました。

4月3日で終了しましたが、初来日の作品もあり、繊細な板絵がまとまって来日したことはこれまでに
なかったので、チラシやポストカードから一部ご紹介します。

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ボッティチェリ展チラシ                        チラシ裏
絵は 「聖母子(書物の聖母)」初来日            絵は 「アベレスの誹謗」初来日

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チラシ中左                                チラシ中右
絵は 「ラーマ家の東方三博士の礼拝」

サンドロ・ボッティチェリは本名アレッサンドロ・ディ・マリアーノ・フィリペーピ。 
ボッティチェリはあだ名で、大食い、大酒飲みの兄が「ボッティチロ(小さな樽)」と呼ばれたため、
弟は「ボッティチェリ」と呼ばれるようになったそうです。
画家フィリッポ・リッピの工房で修行し、洗練された繊細で美しい絵画を数多く描きました。
「春(プリマヴェーラ)」や「ヴィーナスの誕生」といった神話画から、祭壇画、肖像画まで、幅広い主題の
絵画を装飾的、象徴的な様式で表現しています。

日伊国交樹立150周年を記念する企画として、イタリア政府の全面的なサポートにより、ボッティチェリの
作品20点以上が来日しました。

005  「バラ園の聖母」
1468ー69年頃 テンペラ、板
バラの花を背景に、聖母マリアとキリストが描かれています。聖母マリアが手に持っているザクロは復活の
象徴です。

006  「ラーマ家の東方三博士の礼拝」
1475-76年頃 テンペラ、板
ひざまづいてキリストに礼拝しているのは、メディチ家当主のコジモ、手前の赤いガウンの男はコジモの息子
ピエロ・ディ・メディチ、右側でこちらを見て指を差しているのは、注文主ラーマ。
一番右でこちらを見ているのがボッティチェリです。

007  「聖母子(書物の聖母)」
1482-83年頃 テンペラ、板
開かれた書物は祈祷書です。キリストの左手にいばらの冠と3本の矢が描かれ、その後の受難を暗示
しています。後ろの皿の中の果物は、スモモ、イチジクが原罪を、サクランボがキリストの血を暗示して
いるそうです。聖母マリアの慈愛に満ちた表情がいいですね。
衣服のラピスラズリの青色が鮮やかです。

008  「聖母子、洗礼者聖ヨハネ、大天使ミカエルと
                               大天使ガブリエル」
1485年頃 テンペラ、板
これはサンドロ・ボッティチェリと工房の円形の絵(トンド)です。

009  「パリスの審判」
1485-88年頃 テンペラ、板  サンドロ・ボッティチェリと工房
三美神の誰が一番美しいかをパリスが審判する場面です。
三美神は神々の女王ヘラと、戦の女王アテナ、美と愛を司るアフロディテです。
パリスは羊を飼っているトロイアの王子で、アフロディテを選びます。
この後パリスは絶世の美女、ヘレネをスパルタ王から奪い、トロイ戦争のもとになりました。

010  「美しきシモネッタの肖像」
1480-85年頃 テンペラ、板
典型的なボッティチェリの美人像です。豊かな金髪と赤いドレスが印象的な美女です。

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「胸に手を当てた若い男の肖像」                 「書斎の聖アウグスティヌス」
1482-85年頃 テンペラ、板                 1490-94年頃 テンペラ、板
                                    ラテン教会四大博士の一人

013  「アベレスの誹謗」
1494-96年頃 テンペラ、板
この絵は、誹謗中傷にあった人物の悲惨さを描いているそうです。
松明を手にした美しい女性(誹謗)は、手を合わせる青年(無実)の髪を掴んで、玉座に座る男(不正)の
もとに引きずっていきます。女性(誹謗)の左手をとる、貧しい身なりの男は(憎悪)。
玉座の男(不正)に何かをささやく二人の女性は(無知)と(猜疑)。
女性(誹謗)に仕える二人の女性は(欺瞞)と(嫉妬)。その後方の黒衣の老婆は(悔悟)。
一番後ろで天を差している裸の女性が(真実)という事です。

014  「聖母子と聖コスマス、聖ダミアヌス、聖ドミニクス、
              聖フランチェスコ、聖ラウレンティウス、洗礼者聖ヨハネ(トレッビオ祭壇画)」
1495-96年頃 テンペラ、板     サンドロ・ボッティチェリと工房

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「聖母子と洗礼者聖ヨハネ」                 「オリーブ園の祈り」
1500-05年頃 油彩、カンヴァス            1495-1500年頃 テンペラ、板
日本初公開                           オリーブ山の上でキリストが天使から犠牲の
                                   聖杯を授かっています。三人の使徒(ペトロ、
                                   ヤコブ、ヨハネ)は眠っています

((参考))

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「春(プリマヴェーラ)」                       「ヴィーナスの誕生」

サンドロ・ボッティチェリの作品約20点の他、師のフィリッポ・リッピの作品約10点、師の息子で
ボッティチェリの弟子、フィリッピーノ・リッピの作品15点やメディチ家ロレンツォの胸像、盃、メダル、
銅版画、ブロンズなど約80点が展示してありました。

ボッティチェリの名画を堪能しました。

















 




























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