« 日本橋三越本店・真葛香山展 | トップページ | 三鷹市美術ギャラリー・米谷清和展 »

2016年3月 7日 (月)

そごう美術館・再興第100回院展

横浜のそごう美術館で開催されている「再興第100回院展」を見て来ました。

明治31年に岡倉天心が日本美術院を創設して院展が開始され、一時休止状態になりましたが、大正3年に
横山大観らが再興して101年が経過し、再興院展は100回目を迎えました。
過去には近代日本画の巨匠たちが同人に名を連ねましたが、現在は松尾敏男理事長以下、田淵俊夫、
鎌倉秀雄、那波多目功一、郷倉和子、手塚雄二ら日本を代表する日本画家、34人の同人と1000人を
超す研究会員が活躍しています。

展覧会の様子をチラシと図録から一部ご紹介します。

001 002
再興第100回院展 チラシ                    チラシ裏
上の絵は 那波多目功一「菊花」

003  松尾敏男「玄皎想」
院展を再興した横山大観が同人展「玄皎会」(玄皎げんこう:黒白)を開催して、墨の重要性を説いたことに
答えて松尾さんが白いボタンを描き、墨で葉を表しました。

004 005
後藤純男「緑映大和」                       下田義寛「雲上朝陽」
緑が濃い山里の寺が夏の日差しを受けて          画面いっぱいに描かれた富士山が朝日を
輝いています                            背景に青く輝いています 

006 009
伊藤髪耳「歩み続ける」                         梅原幸雄「夕桜」
修行を続ける僧侶たちを描いています            仏隆寺の望月桜を2年越しで描きました
背景は和紙の白を生かして描くので              樹齢は約千年だそうです
失敗は許されません

007  田淵俊夫「渦潮」
淡い緑と白色だけで雄大な渦潮を描いています 引き込まれそうな迫力があります

008  那波多目功一「菊花」
背景の金箔と葉の緑に管物の白菊が際立っています 凛として鮮やかです

010 011
宮廻正明「行間のよみ」                     西田俊英「森の住人」
フィレンツェのアルノ川を青と白で幻想的に         屋久島でしょうか 岩の多い原生林の中を
表しています                            猿が飛びまわっています
水面に映る木の影を横切ってボートが進み、
波紋が広がっています

012  吉村誠司「鎮魂(クトナーホラにて)」
チェコのクトナーホラにある納骨堂を描いています 下には頭蓋骨が積まれ、骨が吊るされています
画面上方に描かれているのは天上のイメージでしょうか

013  斎藤満栄「鉄線」 文部科学大臣賞
見事な白い鉄線の花が咲き乱れています  下の方には薄紫色の鉄線もあります
上には濃い青の鉄線が葉に隠れています

014  宮北千織「皇妃の一生」 内閣総理大臣賞
ドイツの教会の墓碑彫刻という事です 棺の上に皇帝と后が眠っています
棺の側面にはその伝説が彫られているそうです

015  井手康人「白道」 
バリ島の儀式を描いています お嫁入りでしょうか、鶏や山羊、牛など沢山の動物を連れています

016  藁谷実「永遠の彩り」 日本美術院賞(大観賞)
赤レンガの教会でしょうか 屋根の上に鐘があります

017  武部雅子「あずける」 日本美術院賞(大観賞)
女性二人と犬が数匹描かれています お互い信頼し合っているのでしょうか
絵も融け合うように描かれています

018  王培「山茶花開」 奨励賞
モンゴルの女の子でしょうか 民族衣装を着て可愛いですね

019 020
山田伸「在る」 奨励賞                     奥山たか子「春宵」
ゴリラの存在感が圧倒的です                春の宵の鮮やかな桜の花の下に華やかな
                                   3羽の雉がいます

これ等の他、同人34人の作品を含む84点の力のある作品が展示されていました。
また同時に院展図録の表紙絵も第39回から約60点展示されていました。

この展覧会は3月27日まで開催されています。





















































 

« 日本橋三越本店・真葛香山展 | トップページ | 三鷹市美術ギャラリー・米谷清和展 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: そごう美術館・再興第100回院展:

« 日本橋三越本店・真葛香山展 | トップページ | 三鷹市美術ギャラリー・米谷清和展 »

無料ブログはココログ

座間、海老名

  • 座間ひまわりまつりと海老名泉橋酒造