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2016年3月19日 (土)

三鷹市美術ギャラリー・米谷清和展

三鷹市美術ギャラリーで開催されている「米谷清和展」を見て来ました。

米谷清和は福井県出身、多摩美術大学で横山操に師事し、横山操奨学金を受けてヨーロッパに留学します。
これまでの日本画の花鳥風月の美とは違う視点で、現在の都会の過密と孤独を描き、1977年、1987年に
日展で特選を受賞しました。
三鷹に住み、渋谷、新宿、三鷹駅周辺の風景を中心に、定点観測のように絵を描いています。

チラシとポストカードから一部ご紹介します。

001  三鷹市美術ギャラリー 入口

002 003
米谷清和展チラシ                         チラシ裏
絵は「夕暮れの雨」

004  「雪の日」 1984年 205x580cm
雪の降る日、高架橋の下の歩道橋を人々が歩いています。その下のバスターミナルには大勢の人が
並んでいます。渋谷駅付近の良く見かける光景です。

005  「秋、日の無い日」 1993年 227x480cm
画面いっぱいに描かれた渋谷駅、その駅から出てくる人を描いています。

006  「夕暮れの雨」 1992年 190x200cm
雨の中、傘を差して渋谷駅に向かう人々は黒一色で、駅構内の人々は明るく、カラフルです。
当たり前の風景が、何故か不思議に印象的です。

007  「終電車Ⅱ」 1971年 205x145cm
DESIGNの本を抱いて眠っている女性がいますが、その終電車に乗ろうと大勢の人がひしめいています。

008  「街・朝」 1986年 200x290cm
公園で池を囲んで朝の体操をしています。高層ビルに囲まれた都会の中の、のんびりとした風景です。

009  「新宿5番線ホーム」 1976年 174x205cm
手前のホームには、柱に手を掛ける男性と後ろ向きの男女。向かいのホームにはカラフルなコートを着た
女性や通勤の男性がホームを埋めていますが、皆視線を合わせることもなく、混雑の中の孤独が
浮かび上がります。

010  「電話」 1982年 178x220cm
3人の男性サラリーマンが黄電話をかけています。もう現在の新宿駅ではこのような公衆電話の風景は
見られませんね。少し前の風景が歴史になりました。

011  「Phone」 1983年 130、3x162、1cm
公衆電話を掛ける人々がずらりと並んでいます。

012  「家族」 1983年 215x185cm
身重の母と子供たちが描かれています。奥様と子供でしょうか。

013  「真夜中の雨」 1991年 182x226、4cm
右側はビルのガラスに映る、車のライトでしょうか。ネオンサインかもしれません。

014  「夜、春の川辺り」 2005年 227、3x181、8cm
橋の上から夜桜見物をしています。川には桜の花筏が浮かび、橋の影も映っています。
絵の視点がいいですね。

これ等の絵は殆どが、雲肌麻紙に岩絵具で描かれています。
油彩と違い、親しみやすい風合いなのですが、より寂寥感や孤独感が感じられる絵になっているようです。

渋谷、新宿、三鷹駅周辺の情景を描いた大きな絵が50点近く展示してありました。

米谷清和さんの絵を見て、時代の進歩に流され、大切なことに気づかない自分がいるのではないかと
思いました。

この展覧会は3月21日まで開催されています。

 三鷹市美術ギャラリー
     東京都三鷹市下連雀3-35-1 CORAL5階
         Tel 0422-79-0033








































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