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2016年2月25日 (木)

郷さくら美術館・中島千波の世界

目黒の郷さくら美術館で開催されている「中島千波の世界」展を見て来ました。

中島千波さんは、院展で活躍した父、中島清之の三男として長野県小布施町に生まれました。
父と同じように日本画を学び、東京芸術大学に進みますが、学生時代はダダイズム、シュールリアリズム
など、日本画を超えた様々な創作活動を模索しました。
花鳥画も得意とし、桜、牡丹は中島千波の代名詞の花です。
展覧会での受賞も数多く、東京芸術大学の教授として、学生の指導にもあたりました。

今回の展覧会では桜の大作5点が展示されていますので、楽しみに出かけました。

チラシとポストカードから一部ご紹介します。

001 002
中島千波の世界 チラシ                     チラシ裏

003  春夜三春の瀧櫻 四曲一双屏風 1998年
夜に到着し、ライトで照明してもらい、夜空に浮かび上がる桜を描いたそうです。
幽玄な、神秘的な桜の世界が広がっています。 樹齢は600~700年

004  素桜神社の神代櫻 四曲一双屏風 1996年
長野から戸隠に向かう途中にある、素桜神社の桜です。樹齢は千数百年を経ているそうです。
鮮やかな桜です。木の幹が何か生き物のように、動いているように見えます。

005  石部の櫻 四曲一双屏風 2015年
会津の石部治大輔の邸内にあった桜です。 樹齢650年
今回の展覧会で、この中島千波の最新作「石部の櫻」が発表されました。

006  淡墨桜 20号 1994年
岐阜の根尾谷の淡墨桜です。 樹齢1500年 幹回りは10mもあります。
同じ桜で四曲一双屏風の「樹霊淡墨櫻」も展示してありました。
この桜は満開時は見事な白い花ですが、散り際には淡い墨色になるそうです。それで「淡墨櫻」と
名付けられました。
1500年も生き抜いてきた桜の重み、霊気を感じます。

桜の他、牡丹や椿、蘭などの絵もあります。

007
左:玉龍牡丹 20号 2011年 中:白麗花 50号 1993年 右:胡蝶蘭 30号 2010年
左の玉龍牡丹は中国雲南省、玉龍雪山に咲く、中国牡丹の原種という事です。
標高5596mの玉龍雪山に、中島千波さんが登って描いてきました。
鮮やかな花が大きく開き、葉は太陽を受けようといっぱいに開いています。逞しい花です。

008  おもちゃシリーズ
左:雛罌粟の花ざかり 30号 2008年 花は虞美人草 花の下の動物はオアハカの木彫り人形です
中:南の夜の虹 60号 2008年 花はストレチア(極楽鳥花)
右:動物の謝肉祭 60号 2008年 カトレアの花の下に象やワニ、キリンなどがいます

最後に椿の大作がありました。

009  滝の千年椿 四曲一双屏風 2010年
これは京都与謝郡滝にある椿です。椿もこんなに大きな木になるのですね。
日本最長寿の椿の老木だそうです。上はどこまで伸びているのでしょうか。
この木にも霊気を感じます。

これ等の他、人物シリーズや平家物語の挿絵など、約50点が展示されていました。

中島千波さんの桜や花を堪能しました。
この展覧会は2月28日まで開催されています。

 郷さくら美術館
     東京都目黒区上目黒1-7-13
         Tel 03-3496-1771












長野から戸隠に向かう途中にある神社の桜です。千数百年を経た桜という事です。





 

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