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2016年2月 1日 (月)

そごう美術館・日本画の革新者たち

横浜のそごう美術館で開催されている「日本画の革新者たち」展を見て来ました。

そごう美術館は日本各地の美術館の名品を紹介するシリーズを始め、先ず福井県立美術館を
取り上げました。
福井県立美術館は、岡倉天心(父が福井藩士)ゆかりの院展作家作品を中心に、福井県関連の作家作品を
蒐集しています。
菱田春草の「落葉」や福井で20年過ごした岩佐又兵衛の作品も展示しているという事なので、
大いに期待して出かけました。

チラシと図録から一部ご紹介します。

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「日本画の革新者たち」 チラシ                 チラシ裏

003 004
横山操 「網」 225x900cm
大迫力の巨大な黒い絵です。港町で大きな網を幾重にも干しています。
背景には家屋のシルエットが描かれています。

005  米谷清和 「夏」 178x215cm
こちらは一転して背景が真っ白な絵です。描かれているのは日傘を差して歩く、おばあさん、おじいさん
ばかりです。白が効果的に道と夏の暑い日差しを表しています。

006  狩野芳崖 「伏龍羅漢図」 149x89、5cm
岩屋に座る、眼光鋭い羅漢が龍を抱いています。羅漢の頭の上に渦巻いているのは、雲でしょうか。
みなぎる力を感じます。

007  岡不崩 「菊花図」 各142、4x49、5cm
種々の菊が鮮やかに、精緻に描かれています。大きなピンクや白の菊も綺麗ですが、小さい菊も
可愛いです。花の間を蝶が行き交っています。

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菱田春草 「落葉」 六曲一双屏風 各154x354、3cm
菱田春草は未完の作品も入れると、「落葉」を5作描きました。2014年に東京国立近代美術館で開催された
「菱田春草」展では全5作が展示されました。
その中から永青文庫が所蔵する「落葉」(重要文化財)を新聞の記事からご紹介します。

010 011
菱田春草 「落葉」(永青文庫蔵) 重要文化財 六曲一双屏風 各157x362cm
こちらの絵が少し薄く、小さく映ってしまいましたので、はっきりとはわかりにくいのですが、永青文庫の
「落葉」の方が、木の幹の凹凸が明確に描かれ、柏の葉や杉の葉も精細に鮮やかに描いています。
また、画面の奥深さがあるように見えます。

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横山大観 「老君出関」 三幅対 各129、2x50、1cm     老君部分のUP
老子が周の国を去る図です。老子は仙人になったそうです。

014 015
下村観山 「寿星」 六曲一双屏風 各168x370、2cm
寿老人を描いています。

016 017
木村武山 「日盛り(花鳥図)」 六曲一双屏風 各166、3x372、2cm
金地に桐の花が、鮮やかな緑と、葉の裏の淡い緑とで、生き生きと描かれています。
桐の間に白い葵の花と、赤い凌霄花(ノウゼンカズラ)が描かれ、華やかです。

018 019
今村紫紅 「日蓮辻説法」 123x49、8cm       説法部分のUP
手をかざして熱心に説法する日蓮に、大勢の人々が聞き入っています。
人々の表情が生き生きと描かれています。

020 021
安田靫彦 「天之八衢」 94、7x127、3cm        前田青邨 「鯉」 58x74、9cm
天鈿女命と猿田彦神が問答をしています          鯉三匹を配置した構図がいいですね
猿田彦神は瓊瓊杵尊を高千穂へ案内します

022 023
岩佐又兵衛 「三十六歌仙図」(重要美術品) 各31x41cm
「三条院女蔵人左近」                        「中納言敦忠」
三十六歌仙図の内、12点が展示されていました。

024 025
岩佐又兵衛 和漢故事説話図 各36x59、1cm 
「近藤師経と寺僧の乱闘」                    「晋武帝象車遊宴」
乱闘で侍が僧から痛めつけられ、追い出されています   白、黒二頭の象の引く車で晋の武帝が
勢いの良い、動きのある絵です                 宴に出掛けています
                                    従者たちが威勢よく旗を振り、鼓を鳴らしています
和漢故事説話図は全十二図が全て展示されていました。

岩佐又兵衛の絵は、動きのある、劇的な表現が特徴です。
「洛中洛外図屏風」(舟木本)や「小栗判官絵巻」などが岩佐又兵衛作とされています。

これ等の他、橋本雅邦や小林古径、速水御舟、加山又造などの作品も展示されてあり、大いに楽しみました。

この展覧会は2月16日まで開催されています。
























































    












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