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2016年2月16日 (火)

講談社野間記念館・近代日本の花鳥画

文京区関口の講談社野間記念館で開催されている「近代日本の花鳥画」展を見て来ました。

講談社の創業者、野間清治さんは横山大観、川合玉堂、速水御舟らをはじめとする、近代日本画家の
作品を中心に美術品を収集し、約1万点の「野間コレクション」を築きました。
また、講談社には数多くの「出版文化資料」が蓄積されています。
これらを野間記念館で公開していますが、今回は大正、昭和期の花鳥画を展示しています。

チラシと図録から一部ご紹介します。

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講談社野間記念館                        近代日本の花鳥画展 案内

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庭の梅が少しほころんでいます                美術館入口

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「近代日本の花鳥画」展チラシ                   チラシ裏
絵は 小茂田青樹「四季花鳥」 四面対 各128、3x41、4cm
右:春  野原にタンポポ、スミレ、レンゲソウが咲き誇っています 画面に納まりきらないほどです
左:冬  雪の舞う中、2羽のオナガドリが悠々と飛んでいます

チラシ裏面を少し拡大します

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左:池上秀畝「五位鷺」 139、2x50cm 五位鷺が精細に描かれています
右:木村武山「桐花鳳」 色鮮やかな鳳凰2羽が孔雀のような羽を垂らしています

008  荒木十畝「松鶴図」 六曲一双屏風 右隻
各171x373、2cm  枝を縦横に伸ばした太い松の下に凛とした丹頂鶴が描かれています

009  西山翠嶂「金波玉兎」
月光で光る波に月の兎が跳ねているのでしょうか

010  荒木十畝「四季花鳥」
左から 春の桜  夏の鮎  秋の鶉  冬の鴛鴦  季節感があっていいですね

011  川端龍子「早春雉子」 139、8x85、1cm
杉の木が下の方が細いと思ったら、これは水に映る逆さの杉が描かれているのですね
杉や枯れた雑草は様式化して描かれていますが、雉子は精密な描写です

012  川合玉堂「寒庭鳴禽」 72、1x101、1cm
枇杷の白い花が咲く枝にヒヨドリが精緻に描かれています

002_2  速水御舟「梅花馥郁」 双幅
各108、9x36、2cm  紅梅、白梅の枝ぶりはデザイン化されていますが、花はしっかりと描かれ、
梅の香りがただよってくるようです

013  横山大観「白鷺ノ図」 144、3x50、4cm
笹が茂る藪に白い鷺が身を潜めています 笹の葉の描写が緻密です

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山口蓬春「四季花鳥」 四幅対 各126、7x41、5cm
右から 春の桜 夏の柳 秋の萩 冬の枯れた蓮 にそれぞれ小禽を配しています

016  榊原紫峰「猫之図」 42、8x52、1cm
猫の表情が面白いですね 毛並みを繊細に描いています

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福田平八郎「双鶴図」 125、4x41、3cm         堂本印象「清亮」 143x51、3cm
梅の花が咲く水辺に、2羽の丹頂鶴が大きく         鮮やかな芙蓉の花に白鷺
描かれています

019  西村五雲「夏木立」 40x41、9cm
枝に止まった梟がこちらを見ています

001_2  木村武山「錦魚」 133、7x51cm
水草の白い花と赤い錦魚が鮮やかです 細い葦と苔むした杭の対比も面白いですね

これ等の絵の他、竹内栖鳳や土田麦僊、川崎小虎などの日本画も展示してありました。

ここから色紙に描かれた十二ヶ月図の展示を一部ご紹介します。
講談社では百人以上の画家たちに依頼して、色紙に十二ヶ月図を描いてもらっています。
画家たちは十二ヶ月の主題に花鳥、山水、人物などを丁寧に描きました。

020  堅山南風「十二ヶ月図」
右上:二月 雪椿に雀 右中:三月 スミレにモンシロチョウ 右下:五月 ホタル
左上:六月 若鮎 左中:八月 夕顔 緑色が鮮やか 左下:十月 椎茸

022 021
徳岡神泉「十二ヶ月図」  右の上から順に一月から十二月
一月 柄長  二月 白梅  三月 山雀  四月 桜に目白  五月 牡丹  六月 菖蒲にアメンボ
七月 百合に蝶  八月 睡蓮に糸蜻蛉  九月 桔梗  十月 菊花  十一月 深山頬白
十二月 鶯

この他、山口華楊、中村岳陵、荒井寛方らの十二ヶ月図もありました。

近代日本の花鳥画を堪能しました。

この展覧会は3月6日まで開催されています。

 講談社野間記念館
     東京都文京区関口2-11-30
         Tel 03-3945-0947






































































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