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2016年1月19日 (火)

岩波ホール・放浪の画家 ピロスマニ

昨年12月に岩波ホールで上映されていた「放浪の画家 ピロスマニ」を見て、素朴なグルジアの人達の
暮らしと、美しい映像に少し感動しました。
その時、劇場で、はらだたけひでさんの新書「放浪の聖画家 ピロスマニ」を買いましたので、
掲載されている絵の中から一部ご紹介します。

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「放浪の画家 ピロスマニ」チラシ               チラシ裏


027  映画の案内

このピロスマニの映画は1978年に日本で公開されました。その時、はらだたけひでさんが勤める
岩波ホールで上映したそうです。

ピロスマニはグルジア(現ジョージア)に生まれ、幼くして両親を失い、世話になった一家からも離れて、
流浪の生活をしながら、独学で絵を学び、看板や壁に絵を描いて酒と食事を得ていました。
酒場で見染めた踊り子へ、バラの花を捧げた哀しい恋は“百万本のバラ”の歌のモデルになりました。
(日本で加藤登紀子さんが訳詩して歌いました)

ジョージアでは国民的な芸術家として愛されています。
飾り気のない、素朴な、無垢の描写でジョージアの人々や景色を描き、ピカソは「私の絵は
グルジアには必要ない なぜならピロスマニがいるからだ」と言ったそうです。

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「放浪の画家 ピロスマニ」表紙 帯付き            表紙 帯なし

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「花と傘を持つ女」                        「農婦と息子」

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「復活祭の酒宴」                          「カヘティ地方の列車」

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「小鹿のいる風景」                          「月夜の熊」

何とも飾り気のない(上手く描こうという気がない)素朴な絵ですが、何となく引きつけられます。
動物の目の描写がいいですね。色の使い方が美しく、青色の使い方が素晴らしいです。
黒いキャンバスに描くことが多いようで、黒っぽいところは塗り残して表現しているようです。

009  「静物」
魚や焼肉、豚や鳥の丸焼き、果物などがあります 角を使った先のとがった容器は酒盃(カンツィ)
動物の皮を使った酒袋(ティキ) ボトルや壺もあります

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「樽をかつぐ男」                           「角杯を持つ貴族」

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「女優マルガリータ」                        「タンバリンを持つグルジア女」
ピロスマニがバラを捧げた踊り子です

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「キリン」                               「大鹿」
キリンや鹿の目が何か言いたそうに見えます。青色の表現も印象的です。

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「黒いライオン」                           「タタール人のラクダ使い」

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「家族のピクニック」                        「四人の町人の宴」
沢山御馳走が並んでいます                   角杯(カンツィ)を持っています
両脇の大きな甕はワインを醸造するクヴェヴリ        スイカの皮のように見えるのはパン

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「収穫期」                               「カヘティの叙事詩」(部分)

一時期、ピロスマニの絵が芸術家の目に留まり、一躍中央の画壇に注目され、皆に賞賛されましたが、
ある時、批評家に「もっと勉強した方が良い」と言われて評判が落ちてしまい、また放浪の画家に戻って
しまいました。

ピロスマニは1000点から2000点の絵を描いたと言われ、彼の死後に高く評価され、現在では
グルジア人の魂を象徴する画家として人々に愛されています。








 

























































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