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2016年1月18日 (月)

横浜美術館・中島清之展

横浜美術館で1月11日まで開催されていた、中島清之展を見て来ました。

中島清之は京都に生まれ、16歳からは横浜に住み、松本楓湖に絵を学び、25才で院展に入選し、
美術院賞を4度受賞しました。晩年には三渓園の臨春閣の襖絵を描きました。
桜の画家として知られる中島千波は中島清之の三男です。

チラシとポストカードから一部ご紹介します。

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中島清之展チラシ                         チラシ裏
絵は「花に寄る猫」                         絵は「喝采」
鮮やかな色彩の花とシャムネコが描かれています      ポストカードの方でご紹介します
シャムネコの目がいいですね
猫の緊張感が伝わってきます

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チラシ中左                              チラシ中右
下に少し拡大します                         中島清之の写真

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左:「若草」 右:「方広会の夜」                 左:「保土ヶ谷風景」 右:「雪の子(晴雪)」

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「銀座A」                              「銀座B」
おでん屋、洋装店、床屋などが描かれています      扇子などの和装品店と左はホテルでしょうか
明るく鮮やかな色彩で、精細に銀座の街を描いています。素敵ですね。
中島清之は銀座に何度も出掛け、沢山のスケッチを行い、それを元に描いています。

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「和春」 二曲一双屏風 オリの中の雄猿と子供を抱えた雌猿を描いています。
猿の毛の柔らかな感触が伝わってきます。チェーンやオリの編み目まで精緻に描いています。
緑と青と猿の毛のグラデーションがいいですね。

011_2  「方広会の夜」
方広会は東大寺三月堂で行われる、僧侶が住職に成る為の試験です。
背景の壁には金剛力士像と右上に月光菩薩が描かれていますが見えるでしょうか。
静寂と凛とした厳しさが感じられる素晴らしい絵です。

012_2  「椿笑園の主達」
中島清之は青葉区恩田町に住むようになりました。そこを紹介した椿笑園の夫婦を描いています。
手前の犬や猫や畳などは精緻な写実ですが、奥の人物二人と庭の木は抽象画のようです。

中島清之さんは日本画からスタートし、洗練された、良く考えられた構図に、鮮やかな、気品のある絵を
描きましたが、旺盛な好奇心で新しい様式に挑戦し続け、デフォルメされた人物画や抽象表現まで描いています。

013_3  「喝采」
鮮やかな赤いドレスを着て歌う、ちあきなおみのバックの楽団員は銀箔を押してぼかしています。
印象的な絵ですね。

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「緑扇」 二曲一双屏風 金、銀、プラチナの箔と截金を使っているそうです。
竹の緑が金の背景で鮮やかですね。影になっている竹の葉もあり、精密です。

これ等の他、道教と対峙する天皇の特使、和気清麻呂を描いた気品のある絵「神勅の上奏」や
美術作品のような表装具(小川恭)とコラボレーションした絵や漁網の描写が精緻で感嘆する「足摺」、
三渓園の臨春閣の襖絵なども有り、約130点の日本画と約50点のスケッチが展示してありました。

中島清之さんの洗練された、情感のある絵を楽しみました。

残念ながらこの展覧会は1月11日までで終了しました。










































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