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2015年12月 2日 (水)

静嘉堂文庫美術館・金銀の系譜

世田谷、二子玉川にある静嘉堂文庫美術館で開催されている「金銀の系譜」展を見て来ました。
静嘉堂は閑静な住宅街、岡本にあります。

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静嘉堂文庫 表門                          「金銀の系譜」展 看板

正門を入り、山道を登ると丘の上の美術館に着きます。

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噴水の先に美術館があります                  静嘉堂文庫(大正期の建築)

003_2  美術館入口

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静嘉堂文庫美術館パンフレット                 パンフレット中面

静嘉堂は三菱二代社長、岩崎彌之助と四代社長、岩崎小彌太が蒐集した、国宝7件、重要文化財83件
を含む、約20万冊の和漢の古典籍と約6500件の東洋古美術品を収蔵しています。

これ等の中から、今回は俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一ら、琳派の系譜をたどる鮮やかな色調の作品や
金銀を多用した豪華で優雅な作品を展示しています。
パンフレットと図録から一部ご紹介します。

008  「金銀の系譜」展パンフレット

009  俵屋宗達 源氏物語澪標図屏風 国宝
地の黄と砂浜の白、松の緑が鮮やかです。人物の衣装も細やかに描かれています。

住吉明神に参拝する光源氏を、明石の君が海上の舟から見つけますが、牛車の中の源氏は気がつかず、
明石の君は引き返そうとしています。

010  俵屋宗達 源氏物語関屋図屏風 国宝
黄と緑の色が鮮やかです。牛や人物の表情まで細かく描かれています。

光源氏と空蝉が逢坂の関で再会し、源氏が空蝉に文を差し出す場面です。
右の牛車から文を差し出す源氏の袖が覗いているのが見えるでしょうか。
空蝉は左端の牛車の中です。

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鶴鹿図屏風 伝尾形光琳


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酒井抱一  波図屏風 六曲一双
銀地の六曲一双の大画面に力強い波濤を描いています。波が生き物の龍のように見えます。
酒井抱一は尾形光琳の金地の二曲一双屏風「波濤図屏風」を意識して、金地を月光のイメージの銀地
に替え、大胆な力強い波を描きました。

011  酒井抱一とその仲間たち
左は 谷文晁 青緑山水図  右は 渡辺南岳 玄宗貴妃壱笛双弄図   

012  奇才の弟子 鈴木其一
左は 鈴木其一 雪月花三美人図  右は 鈴木其一 雨中桜花紅楓図      
                             

015  野々村仁清 呉器写茶碗 銘 無一物

016  野々村仁清 色絵吉野山図茶壺 重要文化財
吉野山の夜桜の景色を表しています。夜の黒に浮かび上がる鮮やかな桜の花を、赤や紺で描いています。

017  曜変天目茶碗 建窯 国宝
曜変(窯変)天目茶碗は、見込みに大小の星のような斑点が浮かび、その周囲に瑠璃色や虹色の光彩が
取り巻いているもので、中国福建省の建窯で作られたとされています。
現存するものは世界で3点しかなく、その全てが日本に有ります。
3点とも国宝で、その1点がこの静嘉堂のもので、他は大阪の藤田美術館所蔵の曜変天目と
京都大徳寺龍光院所蔵の曜変天目です。
曜変天目については文献上の記述もなく、日本の多くの陶芸家が復元を試みましたが、再現されていません。
 
018  油滴天目 建窯 重要文化財
茶碗の内にも外にも、大粒の油滴斑がびっしりと表れています。
銀色に輝く結晶斑が青味や金色の光沢を帯びてきれいです。

019  尾形光琳 住之江蒔絵硯箱 重要文化財
本阿弥光悦の船橋蒔絵硯箱を模して造られました。
蓋が盛り上がった形に造られ、岸辺の岩に打ち寄せる波濤が表されています。

020  原羊遊斎 片輪車蒔絵入子広蓋

これ等の他、秋草蒔絵謡本箪笥(重要美術品)、草木摺絵新古今和歌巻(本阿弥光悦)、
絵手鑑(酒井抱一)、秋草虫蒔絵象嵌印籠(原羊遊斎、下絵:酒井抱一)など沢山の琳派の作品を
堪能しました。

この展覧会は12月23日まで開催されています。

 静嘉堂文庫美術館
     東京都世田谷区岡本2-23-1
         TEL 03-3700-0007
















































                 





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