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2015年11月15日 (日)

神奈川県立歴史博物館・五姓田義松展

神奈川県立歴史博物館で開催されていた「五姓田義松展」を見て来ました。

五姓田義松は江戸時代(1855年)、洋風画家の五姓田芳柳の息子に生まれ、10歳の時に英国の画家、
ワーグマンに入門して油絵を学びました。
幼い時から驚くほどの習熟を見せ、洋画の開拓者、高橋由一よりも一足早く、パイオニアとして活躍します。
1877年の第1回内国勧業博覧会で義松の「自画像」が、高橋由一を抑えて最高賞に輝きました。
受賞後は天皇家や元老院などから肖像画の注文などを受け、留学したパリでサロン入選も果たしました。

神奈川県立歴史博物館では絵画に加え、文書、資料などを加えて総数800点を超える展示をしています。

パンフレットやポストカードなどから一部ご紹介します。

013 014
五姓田義松展パンフレット                    パンフレット裏

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パンフレット中面左                        パンフレット中面右

006  自画像 13歳 1868年 キャンパス 油彩
13歳でこれだけの絵が描けるとは驚きです。顔に当たる光の表現もしっかり描けています。

008_2  自画像 22才 1877年
第1回内国勧業博覧会 最高賞

010  西洋婦人像 1881年
パリに留学して描いた絵ですが、女性のボリュームや質感など、ヨーロッパの画家に引けはとりません。

004  人形の着物 1883年
油絵で日本人で初めてサロンに入選しました。

021  繰芝居 1883年

005  孝明天皇御肖像 1878年 水彩
内国勧業博覧会で最高賞受賞後、天皇の肖像画を依頼されました。

007  向島白髪神社近傍 水彩画

011 012
田子の浦図 1892年                     江の島図 1896年

017  自画像 怒り、驚き、落胆、笑い (鉛筆)
初めて鉛筆を手にして、自画像を始め、600枚以上の絵を描き、研鑽しました。

019  絵を描く芳柳 1880年 油彩

018 020
山の宿                               五姓田一家之図

009 001
婦人像                                老母図 1875年 
                                    母が亡くなる前日の姿を描きました

これ等の他、沢山の油彩、水彩、鉛筆画が展示してありました。

これほどの画家があまり知られていなかったのは不思議に思えますが、同時代に黒田清輝らの洋画の
新派が台頭し、特に印象派の影響を受けた黒田清輝の「湖畔」などの明るい絵が受け入れられて、
写実を重んじる古典的絵画の手法を取る五姓田義松は脇に押しやられていったようです。

この展覧会は残念ながら11月8日で終了しました。
                                     

















































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コメント

まあじいさま
こんにちは、神奈川県立歴史博物館の千葉と申します。
貴ブログにて当館を取り上げていただき感謝申し上げます。
2017年、当館は前身の神奈川県立博物館の開館から50年目を迎えました。
それを記念し、現在当館では当館にまつわる思い出を募集しアーカイブしていく企画を実施しています。
もしよろしければ、こちらのブログの記事もアーカイブとして加えさせていただくことは出来ませんでしょうか。
また、アーカイブでは、当館に思い出をお持ちの方々がいらっしゃる場所を地図上におおまかに示し、どのような場所に「当館の思い出」が広がっているのかを可視化することを試みる予定です。
そのため投稿していただいた方がいらっしゃる場所の郵便番号を合わせてお知らせいただけると非常にありがたく存じます。
突然の不躾なご相談で大変恐縮ではありますが、何とぞご検討下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。
http://ch.kanagawa-museum.jp/gyoji/50anniversary.html

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