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2015年9月 4日 (金)

東京ステーションギャラリー・九谷焼の系譜と展開

東京ステーションギャラリーで開催されている「九谷焼の系譜と展開」展を見て来ました。

九谷焼は加賀藩の分藩、大聖寺藩の祖・前田利治が1655年に開窯した大聖寺藩窯が古九谷窯と
されています。以来360年に亘り、有田を初めとする各地の窯との交流や、青木木米、永楽和全、
板谷波山、富本憲吉など多くの陶工たちの往来がありました。
展覧会では古九谷窯、再興九谷窯、吉田屋窯などから現代の徳田八十吉まで、116件の作品を
展示しています。

チラシと図録から一部ご紹介します。

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九谷焼の系譜と展開 チラシ                   チラシ裏
写真は 九谷庄三「龍花卉文農耕図盤」

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古九谷 「青手土坡に牡丹図大平鉢」            古九谷 「青手竹虎図平鉢」
口径43、5底径19、2高さ10、4cm            口径34底径15高さ6cm
大ぶりな牡丹の花と葉を描き、下には波          虎が竹の上に、宙に浮いているように見えます
背景は黄釉の丸文                       周りには白い雲があります

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古九谷 「青手団扇散文手鉢」                古九谷 「青手椿図台鉢」
口径35、5底径16、8高さ5、8cm             口径32底径7、5高さ11、5cm
3枚の団扇には波頭文が描かれています         大きな椿の青を菊花模様と縞模様の黄が囲み、
鉢全体には青釉の線模様                   その外側を青がまた囲みます

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若杉窯 「色絵扇図段重」                    若杉窯 「染付桐鳳凰図皿」
口径14、6底径14、9高さ11,2cm             口径25、8底径13、5高さ4、2cm
2段の重箱に扇と小槌を描き、周りは松葉模様       大きく羽を広げた鳳凰
                                    桐の花も大きく描かれています

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吉田屋窯 「百合図平鉢」                    吉田屋窯 「龍宮図平鉢」
口径33、5底径18、2高さ5、8cm              口径41、2底径22、5高さ8、7cm
百合の花のおしべやめしべ、葉の葉脈まで         龍の口から吐き出された気(蜃気楼)の中に  
描き、背景は点描に黄釉                    龍宮が描かれています

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吉田屋窯 「牡丹文仙盞瓶」                  吉田屋窯 「黄石公張良図平鉢」
口径4底径7、8x7、4高さ19、3胴径16,2cm      口径38,7底径19、5高さ8、7cm
胴部に浮彫の牡丹 紫、青、黄の色づかいも華やか   張良が黄石公の落としたものを川から拾って
                                    渡しているところです
                                    張良は龍に乗っているようです

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粟生屋源右衛門 「竹林七賢人文木瓜形平卓」         天板の図
高さ20,5幅34奥行27、4cm
天板に絵画のように精密に竹林の七賢人を描いています 色も鮮やかです

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粟生屋源右衛門 「山水図御茶棚」             粟生屋源右衛門 「飲中八仙詩画文自動噴水器」
高さ31幅30奥行14、5cm                   口径22底径19,5高さ29、9cm
陶器の茶道具入れで、引き出しや違い棚などがあり、   上部に水を入れると管を通して内部に入り、
そこに景色や花鳥、文様が描かれています         その水圧で内部の水が噴水のように吹き出す
                                    これで盃を洗います
                                    胴部に絵と詩が描いてあります

017  粟生屋源右衛門 「透彫葡萄棚香炉」
高さ12、5幅13奥行10、3cm
精緻な彫刻の葡萄棚です 葡萄の他にリス4匹、カタツムリ、蝶、トンボ、蜂がいます
下部は華唐草文

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九谷庄三 「龍花卉文農耕図盤」               九谷庄三 「色絵朝顔仔猫図平鉢」
口径59x36,3底径48、8x29高さ7、4cm        口径33高さ6cm
大きな瓜とその蔓が浮彫され、周りに龍           猫が朝顔の枝に巣を張ったクモを睨んでいます
前面に花、上部に人と牛の農耕の図

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岩波玉山 「色絵金彩武者図双龍耳付瓶」        九谷北山堂 「赤絵金彩人物図大香炉」
高さ38、5胴径16cm                     高さ37胴径47cm
胴に金彩で勇壮な武者絵 叩き落された矢も       胴一面に高貴な女性を中心に人物画 
瓶の把手には大きな龍                     蓋のつまみには龍が絡みついています

022_2  九谷功精堂 「赤絵金彩鍾馗像大香炉」
高さ51、5胴径29cm
香炉の蓋の上に鍾馗の像 胴部には華やかな女官たちが描かれています

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口径9、2底径7、1高さ18、5cm
小田清山 「御製細字高台付酒器」               側面に書かれている細字
酒器の側面に毛筆で明治天皇の御製和歌を書いています 
なんと1600首以上あるそうです 超絶技巧ですね

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初代徳田八十吉 「闘鶏図平鉢」               三代徳田八十吉 耀彩壺「恒河」
口径45、4底径29、3高さ5、3cm              底径19高さ46胴径46cm
鮮やかな色づかいで2羽の闘鶏を描いています      耀彩の白から黄のグラデーション、緑から青の
鉢の周囲は不定形で波のようです              グラデーションが鮮やかです
                                   光の河や銀河のように見えます

026_2  板谷波山 「鴨彫刻花瓶」
高さ23,5胴径14、5cm  4羽の鴨が浮き出してくるようです

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富本憲吉 「色絵丸文散らし角箱」             北大路魯山人 「色絵福字隅入角皿」
口径20、8高さ13、5奥行14cm              口径11高さ2,5cm
緑釉の角箱に丸文を描き、中に4弁の花          角皿の底に福の字を書いて緑釉、黄釉で
                                   囲んでいます
                                   福の字が颯爽と踊っています

これ等の他、古九谷から現代までの沢山の九谷焼を堪能しました。

この展覧会は9月6日まで開催されています。








  















         
















 

















  




 



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