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2015年8月18日 (火)

サントリー美術館・国宝曜変天目茶碗と日本の美

サントリー美術館で開催されている「国宝曜変天目茶碗と日本の美」を見て来ました。

今回は全て藤田美術館の所蔵品を展示しています。

明治の実業家、藤田傳三郎氏は仏画や仏像などの文化財保護に尽力し、また茶道具なども収集しました。
長男、次男もその遺志を受け継ぎ、3人による収蔵品を大阪市に開館した藤田美術館で公開しています。

チラシとポストカードから一部ご紹介します。

001 002
藤田美術館の至宝 チラシ                   チラシ裏

003  千体聖観音菩薩立像 平安時代
五十体の内の五体が展示してありました

004  地蔵菩薩立像(重要文化財) 快慶作
鎌倉時代  見事な鮮やかな菩薩です

この他、大般若経(国宝)、紫紙金字華厳経(重要文化財)、金銅密教法具(重要文化財)、
玄奘三蔵絵(国宝)、古今和歌集断簡(重要文化財)、王羲之の蘭亭序拓本など、数々の仏像、仏画、
墨跡、書画が展示してありました。

いよいよ今回の目玉、曜変天目茶碗です

005 006
曜変天目茶碗(国宝) 中国・南宋時代            曜変天目茶碗と天目台

現存する曜変天目茶碗は世界で4点しかなく、その全てが日本に有り、3点が国宝、1点が
重要文化財に指定されています。
国宝はこの藤田美術館の茶碗と静嘉堂文庫の曜変天目茶碗(通称 稲葉天目)及び
大徳寺龍光院の曜変天目茶碗です。
大徳寺龍光院の茶碗は通常非公開ですので、参考までに静嘉堂文庫の稲葉天目を図録から写しておきます。

007  稲葉天目(静嘉堂文庫蔵)
中国・南宋時代

曜変とは茶碗の内側の黒い釉薬の上に、大小の星のような斑点が浮かび、その周りに瑠璃色、あるいは
虹色の光彩が取り巻いているものを言います。
この茶碗の内側に光を当てると、角度によって七色の虹の輝きが表れます。

展示してある曜変天目茶碗の周りを回ると、様々な輝きが見られました。
また、藤田美術館の曜変天目茶碗は外側にも曜変の斑文がありました。


008  御所丸黒刷毛茶碗 銘 夕陽(重要文化財)
朝鮮時代

009  交趾大亀香合  明~清時代 17世紀

交趾は、白泥で表面に文様を描き出し、その線を境に色釉で染め分けていく「いっちん」技法による
低火度の陶磁器です。
緑、黄、紫などの鮮やかな色彩と精緻な文様表現が特徴です。
ベトナム北部の交趾地方で生産され、交趾支那との交易でもたらされました。


010  鴨形香合  野々村仁清作 江戸時代

これ等の他、砧青磁茶碗 銘 満月や大井戸茶碗 銘 蓬莱、黒楽茶碗 銘 太郎(表千家六代
覚覚斎宗左作)、赤楽茶碗 銘 小町(ノンコウ作 楽家三代道入)更に 錆絵絵替角皿十枚
(尾形乾山作、尾形光琳画)など、沢山の茶道具がありました。

最後は能面や織物、絵巻などが展示してありましたが、その中で竹内栖鳳の大獅子図を示しておきます。

011  大獅子図  竹内栖鳳 四曲一双屏風
竹内栖鳳は1900年、パリ万国博覧会で渡欧し、動物園で初めて本物のライオンを目にして、
熱心に写生しました。
それを元に、日本で初めて本物のライオンの獅子図屏風を発表して大変な評判となりました。

藤田美術館のめっちゃええ名品を堪能しました。

この展覧会は9月27日まで開催されています。





























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