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2015年7月 2日 (木)

日本橋三越・藤沼昇竹工芸展

日本橋三越で開催されている「藤沼昇竹工芸展」を見て来ました。

藤沼昇さんは栃木県大田原市の大工の家に生まれ、幼少時より道具の使い方を覚えますが、ヨーロッパで
カルチャーショックを受け、日本文化を勉強し直し、竹工芸家八木澤啓造に師事します。
竹工芸の人間国宝、生野祥雲斎の作品に刺激を受けて取り組んだ作品が海外で認められました。

日本でも1986年日本伝統工芸展で日本工芸会会長賞受賞、1992年同展で東京都知事賞を受賞し、
2012年には「竹工芸」で重要無形文化財保持者(人間国宝)となりました。

会場に入ると、鮮やかで迫力のある作品が並んでいました。
図録から一部ご紹介します。

001  束編花籃「一期一会」 41x45x27cm
二重編の花籃です。 外側は力強い束ね編みで、竹の表面には漆の光沢があります。
内側には細い竹で細かく編んである二重構造の籃です。

002  網代編盛籃「無双」 38x38x21cm
底面は竹を細かく裂いて、精緻な美しい模様を描いた網代編みです。
束ね編のしっかりした台がついています。

003  根曲竹花籃「鵬」 40x63x29cm
根曲竹を使い、束ね編みで力強く、豪快な花籃に造りました。まるで生き物の様にうねる籃です。

004  束編花籃「和」 径46x高さ20cm
丸く、繊細な形の二重籃です。

005  束編花籃「天寿」 径42x高さ23cm
丸い花籃の上に受け口のある繊細な二重籃です。漆を塗らず、竹の優しい色合いを生かしています。

006  盛籃「輝」 37、5x37、5x15cm
精緻な網代編の四角い盛籃です。台がついています。

007  
左:根曲竹花籃「久遠」 20x26x35cm  中:根曲竹花籃「瓢」 18x18x24cm
右:女竹花籃 22x23x58cm

これ等の他にも沢山の籃と茶杓、筒などが展示してありました。

藤沼昇さんの作品は、気迫のこもった豪快で繊細な、荒々しく、しかし優しいところのある作品でした。
そして竹籃に漆を塗るとこんなにも鮮やかなアートになるのだと分りました。

残念ながらこの展覧会は6月30日で終了しました。














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