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2015年6月 3日 (水)

国立西洋美術館で「聖プラクセディス」を見ました

上野の国立西洋美術館の常設展で、フェルメールに帰属するとされている「聖プラクセディス」が展示されて
いますので見に行って来ました。

また国立西洋美術館はフランス政府から返還された「松方コレクション」が母体になっていて、ロダンの
彫刻などもありますので、その中から一部ご紹介します。

001  「聖プラクセディス」の案内
美術館の入口に「聖プラクセディス」の案内看板がありました。
常設展のタイトルは「ルネサンスから20世紀まで」です。
本館に入る前、美術館の庭にロダンの彫刻があります。

013 012
ロダン 「考える人」                        ロダン 「地獄の門」
「地獄の門」はダンテの「神曲」に登場する地獄への入口の門です。
「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」という銘文があるそうです。
「考える人」はこの門の上に座って思案しています。

014  ロダン 「カレーの市民」
英仏戦争の時、英国王エドワード3世がフランスのカレー市を包囲し、市の主要メンバー6人が出頭すれば、
市民は救うという条件に市長以下6人が応じました。
死を覚悟した6人の自己犠牲と恐怖の交錯する様子が表されています。

本館に入るとロビーにもロダンの彫刻がありました。

002 003
ロダン 「うずくまる女」                      ロダン 「説教する洗礼者ヨハネ」

常設展は撮影禁止の表示がある絵や彫刻以外は写真撮影ができます。

004  ヨース・ファン・クレーフェ 三連祭壇画
「キリストの磔刑」

005  ルーベンス 「眠る二人の子供」
可愛らしいですね

006  ルノワール 「アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)」
ルノワールにもこんな絵があるのですね。ふっくらした女性の描き方ではないようですが。

007 008
モネ 「睡蓮」                             モネ 「舟遊び」

009  ジャン=マルク・ナティエ 「マリー=アンリエット・ベルトロ・
ド・プレヌフ夫人の肖像」
気品のある美しい婦人です。衣装の襞が繊細に描かれています。

010  セガンティーニ 「羊の剪毛」
羊の毛を刈るところや牧場の沢山の羊を丁寧に描いています。

011  ボーシャン 「アルタユールの運河」
緑が映りこんだ運河に何艘もの船がいます。気持ちの良い絵ですね。

グエルチーノ「ゴリアテの首を持つダヴィデ」は「グエルチーノ展」に出品されているので、常設展には
ありませんでした。

いよいよ「聖プラクセディス」に対面します。

016  フェルメールに帰属 「聖プラクセディス」
この絵は撮影禁止でした。説明のチラシから写しました。

015_2  説明のチラシ
「聖プラクセディス」はフェルメールが絵を描き始めた初期の作品のようです。
同じ主題のフェリーチェ・フィケレッリの作品を模写したものとされています。
チラシの右側がフィケレッリの作品です。

この絵の主題は、殉教者を埋葬するため、聖プラクセディスが死者の血を海綿に浸して壺に注いでいるものです。
殉教者は左側の下方、壺の上のあたりに横たわっています。
フェルメールはただ模写しただけでなく、聖プラクセディスの手に十字架を持たせています。
衣装の赤色も鮮やかですが、青い空の色にはラピスラズリが使われているそうです。
また、右側の中程の戸口に聖プラクセディスのお姉さんを描き加えました。

フェルメールの初期作品は資料が乏しく、多くが謎に包まれているという事ですが、調査研究が進み、
この絵がフェルメールの作品であると結論づけられることを期待しています。





























  










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