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2015年4月 8日 (水)

日本橋三越・春の院展

日本橋三越本店で開催されている「春の院展」を見て来ました。

「春の院展」は昭和20年から開催されているので、今年が第70回となります。
今回は同人34名と一般の入選者306名の作品が展示されています。

チラシとポストカードから一部ご紹介します。

001  第70回 春の院展 チラシ
絵は 高橋天山 「羽衣」 今回の図録の表紙絵です

地下鉄銀座線、三越前駅を降りると柱に「春の院展」の案内がありました。
案内に描かれている絵は各回の図録の表紙絵です。

2_002 2_003
第70回 高橋天山「羽衣」                   第55回 岩壁富士夫「BARCAÇA(船)」 

2_004 2_005
第45回 森田曠平「桃山女人」                第35回 平山郁夫「葡萄唐草文浮彫」

三越に入り、1階中央ホールにある「天女像」を見ました。

2_001  佐藤玄々作「天女像」(まごころ)高さ11m
雄大な、優雅な天女像です。天女の顔が見えるでしょうか、中程にあります。


展覧会場は第1から第3まであります。

002 004
郷倉和子「宙と共に」                       田淵俊夫「明日香心象 輝きの朝」
水中の鯉が堂々としています                 緑に包まれた田舎の風景です
手前には桜の花びらが浮かんでいます           背景には深い森と山が丁寧に描かれています

003 006
松尾敏男「森の人」                       手塚雄二「秋麗」
森の哲人でしょうか、表情が面白いですね        もう朽ちてしまいそうな枯葉が、開いた穴まで
                                  描かれています   

005  那波多目功一「桜に観る日光連山」
平野の向こうに桜の花に包まれて、日光の山々が見えます
近寄って見ると桜の花びらは白とピンクの点で描かれていました 

2_006 2_007
伊藤髟耳「3人の修行僧」                    西田俊英「風の贈り物」
額縁も作品として細工してありました            白いレースのカーテンと半開きになったガラス戸の
                                   向こうに見事な桜の木があります
                                   風で花びらが部屋に降り注いでいます


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福王寺一彦「月華の青い鳥」                  北田克己「春のほとり」
月夜の青い空と月の中に青い鳥               川面に掛る桜の花 
空には無数の星が浮かんでいます

008  梅原幸雄「眩暈」
女性の着物の花柄は綺麗ですが、髪が乱れ、部屋には奇妙な老人の絵などがあり、異様な雰囲気です

2_008  高橋天山「遊魂・和泉式部」
暗い部屋にホタルが一匹入り、その明かりで和泉式部の艶やかな着物姿が浮かび上がります

2_009  小田野尚之「道」
目に沁みるような緑の畑の中の道  気持ちが落ち着きます

以上は同人の方々の作品です。


2_010  守みどり「燈」 春季展賞(郁夫賞)
金箔と赤を主体に描かれています  花と女性と明かりやショール、ボトルとグラスなども見えます
幻想的な絵ですね


第3会場の最後に、作品集表紙絵(第35回から第70回)の展示がありました。

ポストカードからのご紹介なので、殆ど同人の方の作品になってしまいましたが、一般の方にも力作が
沢山ありました。

相嶋崇人「野添の里」は山と家々と田畑を一面の青色の中に描き、
石村雅幸「刻」は大木の木肌を克明に描き、
川崎麻央「孤雲野鶴」は鶴を大胆にデザイン化しています(初入選)
清島敦子「終日(熊本大学五高記念館)」は古い壁に今は使われなくなった鉄の扉を描き、(初入選)
森通「鐘冴ゆ」は画面いっぱいに大きな鐘を描き、その表面の彫刻が見事です(初入選)
吉岡圭子「キラリ」はガラスの棚6段に無数のワイングラスを描き、その輝きと重なりに目を奪われます

等々大作340点、表紙絵35点を見て充実した時を過ごしました。

残念ながらこの「春の院展」は4月6日で終了しました。



















































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コメント

数多くの作品の中から、拙作を取り上げて下さり、ありがとうございます。

大木の根元がいくつかに分かれ、その襞、木肌が克明に描かれているのが印象的でした。
木の年輪、魂が感じられました。さらなるご活躍を期待しています。

私の前の師は、こちらの記事の地下鉄の柱に作品が載っている故森田曠平先生です。今の師は、伊藤髟耳先生です。

院展も歴史画の時代、シルクロードの時代を経て、今はイラスト的な仕事が多くなり、随分と様変わりしていますが、またもしご覧いただける機会があれば、率直、且つ建設的ななご感想を今後ともアップして頂けますと幸いです。

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