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2015年1月16日 (金)

三井記念美術館・雪と月と花

三井記念美術館で開催されている「雪と月と花」を見て来ました。

近年、三井美術館では正月に、新年にふさわしい「雪松図屏風」(丸山応挙、国宝)を展示していますが、
今年はこれに加えて、「雪と月と花」が描かれた絵画や工芸品を展示しています。

チラシやポストカードなどから一部ご紹介します。

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「雪と月と花」チラシ                        チラシ裏

先ず、茶碗や香合、棗などの茶道具です。

015  交趾金花鳥香合 明時代
高さ5cm 胴径7cm 色彩豊かな香合です
蓋の上に黄色の花、周りに鳳凰が配され、全体は鮮やかな緑です。
ベトナムの交趾から渡ったとされていましたが、近年、中国福建省で窯が発見されました。

013  彫三島茶碗(外花) 朝鮮時代
高さ7、2cm 口径15cm 三島手のように線が彫られた茶碗です
斜めの線が軽快に彫られていますが、胴の下には花文のような模様があります。
これを「外花」と言うようです。

014  志野茶碗 銘 卯花墻 国宝 桃山時代
高さ9、6cm 口径11cm 
日本で焼かれた茶碗で、国宝に指定されている二碗の内の一つです。
もう一つは、本阿弥光悦の白楽茶碗(銘不二山)です。

口と胴部を少し歪め、ヘラで削って器の形を整えています。手になじみやすそうです。
長石による白釉がたっぷりと掛かり、随所に赤~茶色が表れています。
胴には鉄釉で家か垣根様の模様が描かれています。
展示ケースの周りを回って、しっかり全体を眺めました。

次は茶道具取合せです

016  日の丸釜 与次郎作 桃山時代
高さ17、8cm 口径10、6cm 胴径23、2cm
どっしりとした重厚感のある形の釜です。

001  大名物 粉引茶碗 三好粉引
高さ8、5cm 口径15cm 三好長慶が所蔵していたので、三好粉引と呼ばれています
胴部の笹の葉状の部分は釉薬のかけ残しと言う事です。

展示室4は絵画です

012  秋草に兎図襖 酒井抱一 江戸時代
162、5x84cmx4枚 ごく薄い板(ヘギ)を斜めに何枚も貼って、その板目で強い風を表し、
その上に兎と芒や葛などを描いています。
襖を開けたり閉めたりすると、兎が飛び跳ねているように見えるのではないでしょうか。

いよいよ国宝の雪松図屏風です

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雪松図屏風 左隻 156、1x362、1cm         右隻 156、1x362、1cm
丸山応挙作 国宝  6曲1双
右は直線的な力強い松が描かれており、枝が手前に伸びてきています。
左は曲線的で柔らかい若い松が描かれ、枝や木が後方に退いています。
屏風が折って立てられていると松の木や枝の動きが強調されます。

更に近寄って見ると、白い雪が積もっていると見えたのは、実は描き残した白い紙で雪を表しているのでした。
丸山応挙の堂々たる描写の技術に驚きました。

011  東閣観梅・雪山楼閣図 川端玉章
149、4x70、2cmx2枚 明治時代 中国風の楼閣に円山派の雪山が描かれています

009  水辺白菊図 土佐光起 江戸時代
47、7x74、2cm  花の重みで白菊が垂れ下がっています

010  水仙図 丸山応挙
30、9x53,6cm 三井高美の一周忌に、菩提を弔うために手向けた花を描きました

005  月宮殿蒔絵水晶台 象彦 
水晶を月に見立てて、全体で月宮殿を表しています。
下段に、月面にある岩などを模して鉱石を散りばめています。

006  駿河町の雪 小林清親 明治時代
左の○越マークの店が、今の三越本館になったのだそうです。

最後は展示室7の大茶籠をご紹介します

002  唐物竹組大茶籠(雪月花) 江戸時代
茶碗、釜、茶入、柄杓、茶筅、棗など、40点の茶道具がセットになって大きな茶籠に納められています。

これ等の他、源氏物語54帖をしまう箪笥や能装束などの織物、漆器など、沢山の三井家の名品を
観賞しました。

この展覧会は1月24日まで開催されています。











































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