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2014年12月10日 (水)

ポーラミュージアムアネックス・フジタ、夢を見る手

ポーラ銀座ビルの3階にあるミュージアムアネックスで藤田嗣治の展覧会「フジタ、夢を見る手」が
開催されています。

藤田嗣治は中学生の頃からフランス語を習い、フランス留学を希望していました。
14歳の時、選ばれてパリ万博に水彩画を出品するなど、天才ぶりを発揮します。
ところがフランス留学が少し遅れ、藤田が最初に会ったのはピカソでした。
そのピカソとアンリ・ルソーに大きな影響を受け、自ら創造する自由さを学びました。

パリで素晴らしい乳白色と絶賛された裸婦を描いた作品群や女性や猫を描いた作品がありますが、
今回の展示はポーラ美術館が所蔵する作品の中から、1940年代から1960年代を中心に構成されて
います。
又、昨年新たに収蔵された、藤田の未発表作品2点も展示されています。

チラシと新聞などから一部ご紹介します。

010 001
ポーラミュージアムアネックス入口の看板            展覧会チラシ

3階のミュージアムアネックスに入ると直ぐに、藤田嗣治の手の写真があります。
少しむくんだような、絵具の汚れが少し残っているような手が「夢を見る手」なのでしょう。

中に入ると大きな絵があります。

002  「グロテスク」 54、8x82、1cm
昨年収蔵された藤田の未発表作品  都内初公開です
画面下に横たわる半裸の女性を、大勢の人が取り巻いていますが、異様な、グロテスクな顔の人
ばかりです。
更にその人たちの手が奇妙な形をしています。背景には石組みの廃虚があり、尋常な世界では
ないようです。

007  「シレーヌ」 38x46、2cm
こちらも昨年収蔵された藤田の未発表作品です。
海の怪物、シレーヌが魚たちと一緒に描かれています。上方には人魚の子供がいます。

003  「ラ・フォンテーヌ頌」 76、1x101、6cm
狼の一家でしょうか、豪華な食事風景ですが、子供たちは喧嘩をしたり、肉を食べながら、足で魚を
押さえ込むなど行儀が悪いですね。
壁にはイソップの寓話、カラスとキツネの絵が掛けてあります。

004  「誕生日」 61x50、2cm
テーブルの中央に大きなケーキが置かれ、正面の花飾りを付けた女の子が主人公でしょうか、前に
プレゼントもあります。
しかし、どの子も同じような表情をしています。
窓の外には、部屋に入れない子供たちが覗いています。

005  上「姉妹」60、8x45、3cm
下「二人」 61、2x38、3cm
「姉妹」はベッドでクロワッサンとカフェ・オレの朝食を摂っています。
「二人」の周りにはブドウなどの果物が描かれています。

006  上「家具師」 15x15cm
下「辻音楽師」 15x15cm
「家具師」は窓から身を乗り出してサイズを測っています。
「辻音楽師」はバス停で歌い、演奏しています。足元の帽子には投げ入れられたコインがあります。

これ等の子供たちの絵は15x15cmの板材、ファイバーボードに油彩で描かれています。
ボードの絵は売るためというより、生活の場を彩るために描かれたようです。

ここには展示されていなかったのですが、2点、子供の絵を紹介します。

008 009
「歯医者」 15x15cm                      「床屋」 15x15cm
子供たちの絵は楽しさで一杯です。

ポーラミュージアムアネックスはポーラ銀座ビル5周年記念企画として「フジタ、夢を見る手」を
開催しています。
新収蔵の2点を含む約40点が展示されています。

この展覧会は12月28日まで開催されています。

 ポーラミュージアムアネックス
     中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階
         Tel 03-5777-8600

          























  

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