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2014年12月17日 (水)

菊池寛実記念智美術館・岡部嶺男展

虎の門にある菊池寛実記念智美術館で開催されている岡部嶺男展を見て来ました。

岡部嶺男は瀬戸の大陶芸家・加藤藤九郎の長男として生まれ、幼い頃から陶器造りを見て育ち、
10代の頃には優れた才能を発揮しますが、陶芸家として活動を始めたのは28才になってからでした。

手がけた技法は幅広く、黄瀬戸、志野、織部を始め、灰釉、鉄釉、飴釉、更に青瓷、天目など、多岐にわたり、
いずれも高い評価を得ています。

チラシやポストカード、新聞などから一部ご紹介します。

001_2 002_2
岡部嶺男展チラシ 表面                      裏面
写真は「灰釉瓶」 h31,7 w21,8cm            左上は「翠青瓷鉢」 h10,5 w27,4cm
肩の盛り上がった堂々とした瓶です               二重貫入のある繊細な鉢です
胴部の造作と模様がいいですね                 

003_2  「青織部縄文塊」 h41,5 w35,6cm
荒縄の跡が豪快な、口の無い塊です。縄文と織部がダイナミックな調和を見せています。

004_2  「織部縄文瓶」 h45,8 w36,2cm
荒縄の縄文がうねっています。花を活けたりする瓶と言うより、人目を惹きつけるオブジェのようです。
存在感がありますね。

005_2  
左 「粉青瓷砧」 h29、5 w15、6cm 還元焔焼成のきれいな青い青瓷です
中 「絵志野茶碗」 h9、4 w13、4cm
右 「窯変米色瓷砧」 h28、5 w17、6cm 酸化焔焼成の米色の青瓷です

青瓷は1963年ごろから本格的に研究に取り組み、無貫入の「粉青瓷」や二重貫入の「粉青瓷」を完成させ、
宮内庁からの依頼で「青瓷砧」を作製、更に「月白瓷」、「翠青瓷」、「窯変米色瓷」など、多彩な青磁を
作製しました。
独特な造形など、独自性のある青瓷を発表して、後継の陶芸家に「青瓷でも自己表現ができる」
という確信を与えて、道を示しました。

006_2  「粉青瓷大砧」 h32 w23cm
氷裂文(二重貫入)が入った美しい青磁の水指です。
胴が張りだした砧型ですが、どっしりとした堂々たる構えですね。

007_2  「翠青瓷大瓶」 h29、8 w24、5cm

008_2  「窯変米色瓷博山炉」 h21、2 w17、4cm
面白い形の香炉です。博山炉は山の形をした蓋にちなんで名付けたようです。

これ等の他、志野、織部、青瓷の茶碗や徳利、盃など、約70点の作品が展示してあり、岡部嶺男陶芸の
力強さを堪能しました。

この展覧会は来年1月12日まで開催されています。

 菊池寛実記念智美術館
     東京都港区虎ノ門4-1-35 西久保ビル
          Tel 03-5733-5131

 









 










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