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2014年11月24日 (月)

大田区立龍子記念館名作展

大田区にある川端龍子記念館で開催されている名作展を見て来ました。

最寄りの駅は都営浅草線、西馬込駅です。
西馬込駅を出て馬込文士村の道に入り、善照寺から桜並木通りを歩きます。

003  桜並木通り
よく整備された遊歩道です。桜の木は相当な古木です。
桜並木通りの終わりに郵便局があり、その先に龍子記念館はあります。

004  龍子記念館

005 006
名作展の案内                           記念館入口

名作展は「物語のヴィジョンー絵画を読むようにみること」という題が付けられています。

012  「物語のヴィジョン」チラシ

チラシや資料を頂いて展示室に入ります。
川端龍子は日本画は大きくあるべきだという考えで、大きな絵を展示するための館を自ら建てました。
早速大きな絵が目に入って来ました。

014  孫悟空 243x728cm
孫悟空が自分の毛から子猿たちを生み出して戦う様子が描かれています。

龍子はこのような寓話や説話を題材とした絵を数多く描きました。

015  源義経(ジンギスカン) 243x728cm
アジア大陸に渡った源義経が駱駝と共に描かれています。
かの地で活躍し、ジンギスカンになったのでしょうか。

016  真如親王 242x484cm
僧、高岳親王が中国から天竺に向かう様子が描かれているそうです。
川端龍子がタイ、ジャワ、バリを視察して描いた、南方編四連作の一つです。

017  神変大菩薩 230x505cm
役小角(えんのおづの)を描いたものです。絶大な法力を持ったために流刑され、唐へ渡り、入寂します。
第15回院展の出品作ですが、川端龍子はこの後院展を脱退します。
自分を役小角に見立てて描いたのでしょうか。

この他、「逆説・生々流転」(2、8m)、連作「吾が持仏堂」(十一面観音、不動尊、多聞天など)や
河童が描かれた「仮装・魚籃観音」、「仮装・不動明王」など十四作品が展示されていました。

寓話や説話を題材にしたもの以外にも多くの作品がありますので、少しご紹介します。

002 001
草の実  六曲一双 屏風
山種美術館「金と銀」展で展示されていました。
龍子記念館の庭に生えていた、芒や女郎花などの秋の草花を金泥で描いたものです。
繊細で美しい絵です。

018 019
筏流し 242x729cm                      渦潮 241x725cm
どちらも豪快な絵です。

020  一天護持 352x226cm
金で彩色された恐ろしげな不動明王です。


龍子記念館では記念館前の龍子公園を案内していただけます。
公園には龍子の自宅とアトリエがあります。

007 013
龍子旧宅                              中の様子(パンフレットより)

龍子が暮していた頃、戦争で爆弾が落ち、家は壊れてしまいましたが、幸い龍子は無事で、
その後は奥のアトリエで生活をしました。
爆弾の跡はそのまま池にしています。
アトリエも大きな日本画を描く為に、広く天井の高い部屋でした。
又、3方向に大きな窓があり、明り取りも十分だったようです。

帰り際に、振り返って記念館の屋根の飾りを確認しました。

010  記念館屋根の上の飾 「リュウゼツラン」
龍子の意向でリュウゼツランを取り付けたとのことです。

なかなかスケールの大きな展示館、展示物でした。

 大田区立龍子記念館
     東京都大田区中央4-2-1
         Tel 03-3772-0680











































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