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2014年10月20日 (月)

三井記念美術館・東山御物の美

日本橋室町の三井記念美術館で開催されている特別展「東山御物の美」を見て来ました。

東山御物とは室町幕府、足利義満ら足利将軍家の美術品コレクションで、中国南宋時代の絵画、工芸品が
中心で、将軍家の会所に飾られたものです。

この東山御物の中から100点以上の名品が展示替えを行いながら紹介されます。

10月中旬に展示されていた物の中からポストカードや図録などから一部ご紹介します。

001  「東山御物の美」チラシ表

002  チラシ見開き

最初は陶磁器など工芸品です。一つ一つ丁寧にガラスケースに入っています。

003  大名物 唐物肩衝茶入 銘遅桜
高さ8、9cm胴径8cm
渋く深みのある色です。

004 005
中興名物 玳被盞(たいひさん) 鸞(らん)天目       見込みに尾長鳥の文様
重要文化財  高さ7cm口径12、7cm   玳瑁(たいまい=うみがめ)の甲(べっこう)のような釉色の
天目茶碗です。 見込みの尾長鳥の文様を瑞鳥の鸞と見て、鸞天目と呼びます。

2_001  油滴天目  国宝  口径12、2cm
黒釉の表面に無数の斑点があります。  まるで水面に広がる油の滴のようにきらめいています。
油滴の現れ方が豪華で鮮やかです。
この油滴天目茶碗の伝来は 豊臣秀次→三井家→若狭酒井家→安宅コレクション→大阪市立
東洋陶磁美術館 と思われます。


次は書画です。


007  鴨図 伝徽宗皇帝筆
後ろを振り返り羽繕いをしています。  
徽宗皇帝は美術工芸品を収集しましたが、自らも詩や書画に優れていました。


008  紅白芙蓉図 李迪筆  国宝
芙蓉の花が艶やかです。

Photo梅花小禽図 伝馬麟筆  重要文化財
梅の枝にとまる二羽の小鳥が描かれていますが、右上の薄い茶色の鳥は見えにくいかもしれません。
梅の幹と枝は強く堅く描かれています。

009  出山釈迦図 梁楷筆  国宝
釈迦が苦行では悟りが得られないと、山を下りる図です。


011  夏景山水図 伝胡直夫筆   国宝
人の背後の崖の松の木が強風に煽られ、吹き飛ばされそうです。


2_002  宮女図 伝銭選筆   国宝
男装した女官が左手の小指の爪先に、右手の親指を合わせて思いにふけっています。


013  六祖破経図 伝梁楷筆
六祖が経典を破っています。「不立文字」、「教化別伝」を説いたそうです。


014  青磁筍花瓶  重要文化財
頸を長くして筍を模した青磁の花瓶です。  青磁の淡い色がきれいです。

015  漁村夕照図 牧谿筆  国宝
漁村が雲にかすみ、悠久の自然が描かれています。

016  叭々鳥図 伝牧谿筆
空中で振り向く叭々鳥の一瞬の動きを捉えています。 

017  対月図 伝柯山筆 断橋妙倫賛
柯山は元時代の画家。  賛を書いた断橋妙倫は禅僧だそうです。


これ等の他、沢山の書画、工芸品など、足利将軍家の至宝を堪能しました。

この展覧会は11月24日まで開催されています。

 三井記念美術館
     東京都中央区日本橋室町2-1-1三井本館7F
          Tel 03-5777-8600

   








































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