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2014年9月15日 (月)

大原美術館

岡山県倉敷市の大原美術館に行って来ました。

大原美術館は1930年に創設された、日本最初の民間総合美術館です。
倉敷紡績などを経営する実業家の大原孫三郎が、画家の児島虎次郎と共に、エル・グレコ、モネ、
ゴーギャン、マティスなどの優れた西洋美術作品を収集しました。

孫三郎の子供の大原總一郎もコレクションを拡充し、日本民芸運動の主導者たちの展示室を増設します。
更に、日本の近代洋画から現代の美術まで数多くを収蔵しています。

パンフレットや図録から一部ご紹介します。

004  大原美術館パンフレット

001  入口
蔦の絡まる、年輪を感じさせる入口です

003 002
大原美術館 本館入口

005_2  館内案内図
本館、工芸・東洋館、分館があります

本館に入ると、先ず、児島虎次郎の絵がありました

023  児島虎次郎  和服を着たベルギーの少女  
留学したベルギーのゲント美術学校を首席で卒業しましたが、留学中に出品したこの絵がサロンに
初入選しました。

006  エル・グレコ  受胎告知  
夜空に光を発した天使が雲に乗って現れ、マリアにキリストの受胎を告げる場面がドラマチックに
表されています。
純潔のシンボルの白百合の花や、聖霊の鳩も描かれています。

007  コロー  ラ・フェルテ=ミロンの風景  
のどかな田園風景ですが、左手前の人から、右の牛を引く農夫、更に左奥の建物へと視線が誘われます。


008  クールベ  秋の海
荒れた海の波と、嵐になりそうな暗い空が迫力がありますが、当時はこのような波だけの絵は
描かれたことがなかったそうです。

009  シャヴァンヌ  幻想
女性が天馬を葡萄の蔓で捕えようとしています。花を摘む少年も描かれています。
この青い色は幻想の世界を表すようです。

010  ギュスターブ・モロー  雅歌
華やかな飾りを付けた花嫁が、紅白の百合の花を持って、豪奢な邸館のテラスに立っています。
官能的な美しさがありますね。

011 012
カミーユ・ピサロ  りんご採り                   クロード・モネ  睡蓮
ピサロは印象派グループの兄貴分でした。            睡蓮の咲く水面だけの絵ですが、水面に映る
空が見えない大胆な構図ですが色彩が豊かです。       空の雲や木の葉の影などが描かれています。


013 014
ルノワール  泉による女                     ゴーギャン  かぐわしき大地
印象派から自己本来の裸婦をテーマとする絵画に     大胆にタヒチ島のイヴを描いた
戻り、明るい太陽の下に豊満な生き生きとした        原始の生命への賛歌です。
女性を描きました。


015  セザンヌ  風景
自然を描くときに、単なる写実ではなく構図、色彩などを熟考し、その関わり合いを厳密に構成して
描きました。「自然を円筒、円錐、球体として把握する」という考えは後のキュビズムにつながります。
20世紀絵画の父と呼ばれるほど、同世代や後続の世代に与えた影響が大でした。

018  ピカソ  頭蓋骨のある静物
巨大な牛の頭蓋骨は理不尽な暴力を象徴しています。
第二次世界大戦の悲劇:暴力による死、破壊を表し、戦争への抗議を示しています。

016 017
マティス  マティス嬢の肖像                 モディリアーニ  ジャンヌ・エビュテルヌの肖像
大胆に単純化された少女がこちらを見つめています。   恋人の肖像、細長く引き伸ばされた形は
                                    アフリカ彫刻(原始美術)の影響があるそうです。
                                   古代ギリシャ神殿の柱の代わりに用いる女性像
                                   (カリアティッド)の彫刻です。

019 020
キリコ  ヘクトールとアンドロマケーの別れ          カンディンスキー  尖端
トロイアの勇将ヘクトールはやがて滅亡する祖国に     青騎士グループを結成し、「抽象芸術論」
殉ずる為、妻のアンドロマケーに別れを告げて        なども刊行し、抽象絵画の父とされます。
戦場に赴きます。これをマネキン人形で表しました。

021 022
フォンタナ  空間概念 期待                  ポロック  カット・アウト
赤いキャンバスにナイフによる裂け目が3本。        ドリッピング(たらし)の技法です。
「何だこれは」と思いますが、緊張感があります。      混沌とした画面の中央に人間の形を
従来の約束や分類の通用しない「空間概念」です。    「カットアウト(切り抜く)」して別の支持体に
                                    貼り付けています。

これ等の他、まだ沢山の名画がありました。
レオン・フレデリックの「万有は死に帰す、されど神の愛は万有をして蘇らしめん」は高さ1、6m幅11mの
大作で、左の全ての人々が死に絶えていく凄惨な場面から、真ん中の氷河が徐々に溶け始める場面、
右では生気を取り戻した人々が神の愛に感謝の意を表しています。

更に、ルオーやジャスパー・ジョーンズ、ミロ、パウル・クレー、ラウル・デュフィなどの絵もありました。

その他、所蔵品の中にはセガンティーニ、シニャック、アンリ・ルソー、シャガールなど数多くの西洋美術の
名画があります。


次に工芸・東洋館に向かいます。
ここには民芸運動の主導者たちの展示室があります。
浜田庄司、富本憲吉、バーナード・リーチ、河井寛次郎、棟方志功、芹沢銈介がそれぞれ一室を持って
展示されています。

民芸の沢山の陶器、絵画、染色を堪能しました。

まだ分館の日本の近代洋画及び現代の作品がありますが、少々疲れましたので、分館はパスして、
カフェ エル・グレコでコーヒーを飲んで休憩し、倉敷美観地区を少し覗いて帰ることにしました。











   

 





                                      
































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