足立美術館の名園と名画
島根県安来市の足立美術館を見て来ました。
足立美術館はアメリカの日本庭園専門誌で、11年連続「庭園日本一」に選ばれました。
又、美術品でも120点以上の横山大観の絵画を始め、近代日本画の巨匠たちの名画が沢山あります。
2010年には新館がオープンし、現代日本画の名品も見ることができるようになりました。 足立美術館パンフレット
先ず、名園を拝見します。 苔庭
枯山水庭 息をのむような美しさです。
生の額絵
壁に大きな窓が切ってあり、館内から素晴らしい庭園を、まるで額縁の絵のように見ることができます。 池庭
生の額絵
生の掛軸
少し遠かったので、景色がはっきりしていません。 白砂青松庭
さすがに世界が認めた日本一の庭園でした。
足立美術館の配置図をパンフレットで確認します。
足立美術館館内図 本館 新館(2010年オープン)
美術館では「横山大観と近代日本画の名作展」が開かれていました。
図録から横山大観の絵を少しご紹介します。 巌上之両雄
横山大観(右:鷲)、下村観山(左:虎)の合筆
勇壮な、気合がみなぎる絵です。
那智之瀧 雨聲
雄大な、荘厳な滝です 大雨の後の霧にけぶる竹林
登った所に二軒家があります
鶉 龍膽(りんどう)
鶉や楢の木のどんぐりなど細やかに描かれています 墨絵のような岩の陰に可憐なりんどうの花
トカゲもいます
紅葉 六曲屏風
あまりに大きな屏風絵なので、3枚の写真に撮りました
絢爛豪華な紅葉の図です 溪谷でしょうか、水面にさざ波が立っています
海潮四題・夏 蓬莱山
月明かりの中に、波が岩に当たって砕けています 岬に楼閣が並んでいます
彼方に壮大な富士山
本館には横山大観の他、伊藤深水の美人画や鏑木清方、安田靫彦、前田青邨、小林古径らの日本画が
展示してありました。
更に奥の陶芸館では、河合寛次郎と北大路魯山人の部屋があり、沢山の陶芸作品を鑑賞しました。
2010年に建てられた新館には現代日本画の名品が展示してあるそうですが、もう十分に名園と名画を
楽しみましたので、ミュージアムショップを見て帰ることにしました。
この次には庭園を眺める喫茶室で、ゆっくりと抹茶をいただきたいものです。
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