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2014年6月15日 (日)

菊池寛実記念智美術館・藤本能道ー色絵に生きるー展

虎ノ門の菊池寛実記念智美術館で開催されている「藤本能道ー色絵に生きるー」展を見て来ました。

藤本能道さんは東京美術学校工芸科を卒業後、加藤土師萌、富本憲吉に師事し、色絵磁器の系譜を継ぎますが、独自の「釉描」技術を極め、従来の色絵にはなかった絵画のような繊細な色調と
柔らかな質感の表現を切り開きました。
1986年には重要無形文化財「色絵磁器」保持者に認定されました。

チラシと図録から一部ご紹介します。

001  藤本能道展チラシ
写真は草白釉釉描色絵金彩 翡翠(かわせみ)図六角筥

002  オブジェ
走泥社(八木一夫ら)時代の製作

005    赤絵金彩 兎文水指

006  赤絵草花文組皿
磁器の皿を焼き上げた後、上絵具で草花文を素早く描き、低温で焼き付けます。
筆の勢いが見られる色絵です。

007  008
色絵えにしだに雀陶筥                       色絵翡翠文八角筥

えにしだの黄色い花や翡翠の青、水文の青などきれいですね。
キャンバスを見ているようです。


011  色絵木乃葉ずく文四角筥

012  釉描加彩樹陰宿鴉図四角筥

釉描加彩:色絵の絵具にさらに釉薬と上絵具を重層的に加飾するそうです。
       柔らかな絵画的表現がより深まります。

013  草白釉釉描色絵金銀彩 五位鷺図偏壷

草白釉:イスノキの灰を基本に蛙目粘土などを加えた白磁釉。
      含有される鉄分によりわずかな青味を帯びる。

014  雪白釉釉描色絵 鶉図四角隅切筥

雪白釉:イスノキの樹皮を焼いて作った灰による半マットの白磁釉。

015  草白釉釉描色絵金彩 驟雨小鷺図八角大皿

016  梅白釉釉描色絵銀彩 鷺の図偏壷

梅白釉:梅の木の灰を使った半マットの白磁釉。
     銀彩との相性が良い。釉上の銀が窯変し、器面に霞がかかったような効果を上げる。

017  草白釉釉描色絵金銀彩 黄鶺鴒図偏壷

003  霜白釉釉描色絵金彩 炎と蛾四角隅切り大筥
速水御舟の「炎舞」のような炎に飛び込む蛾を描いた「陶火窯焔に舞う」陶額もありました。

霜白釉:バリウム系の白磁釉で辰砂の赤の映りが良い。

004  陶額 翡翠図

009 010
色絵十二角皿 鶉と萩                      色絵十二角皿 翡翠と蒲乃穂

色絵十二角皿は全部で16点ありました。

これ等の他、大皿や鉢、向付など、60点以上の作品と素描、図なども展示してありました。

素晴らしい色絵磁器を堪能しました。

この展覧会は6月29日まで開催されています。

 
 菊池寛実記念 智美術館
      東京都港区虎ノ門4-1-35西久保ビル
           Tel 03-5733-5131

  































   




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