« 岡田美術館・歌麿「深川の雪」 | トップページ | 松濤美術館・藤井達吉の全貌 »

2014年6月30日 (月)

岡田美術館・陶磁器

箱根小涌谷の岡田美術館の陶磁器をご紹介します。

前回は特別展示の喜多川歌麿「深川の雪」を中心に浮世絵、日本画をご紹介しましたが、今回は陶磁器と
美術館正面の壁画です。

壁画の「風・刻(かぜ・とき)」の風神、雷神部分を図録から示します。

023 024
福井江太郎筆「風・刻」
図録からの写真です。
美術館正面の壁画は光が反射して見にくくなっています。

002   岡田美術館
この向かいに足湯の設備があり、足湯をしながら壁画を見ることができます。
足湯カフェなのでお茶も飲めます。


004 003_2
左面 雷神部分                           右面 風神部分

壁画は12x30mの巨大なものです。
福井江太郎さんが75cm角の金地のパネル640枚に手描きで表しました。

俵屋宗達の「風神雷神図屏風」は尾形光琳や酒井抱一、鈴木其一らが描いていますが、
福井江太郎さんの「風・刻(かぜ・とき)」の風神雷神が俵屋宗達の絵に一番近い表現となっています。

それでは今回は2階の陶磁器を図録から一部ご紹介します。

007  三彩駱駝 唐時代 高さ 81、2cm
身体全体に褐色の釉薬がかかり、毛や瘤の部分は透明釉で白く、背中の敷物のフリルと
瘤の間の袋の獣面に緑釉が掛っています。
見事な唐三彩です。

008  緑釉白掻落牡丹唐草文瓶 北宋時代
白化粧を掻き落として牡丹、唐草文を描き、その上に全体に緑釉をかけています。

009  油滴天目茶碗 南宋時代
茶碗全体に黒釉の油滴班があります。特に内面にびっしりと斑文があるのですが、図録の写真では
見えにくいようです。

010  青磁鳳凰耳瓶 南宋時代 高さ26、5cm
龍泉窯の砧形の青磁の瓶です。粉青色の青磁釉が全体にかかり、きれいな、バランスの良い瓶です。

011  青花蓮池水禽文盤 元時代 径40、5cm
景徳鎮窯の青花(染付)です。白磁に酸化コバルトで絵付けをします。
中央につがいの鴛鴦(おしどり)が描かれています。

012  青花花唐草文碗 明時代
見事な薄造りの茶碗(宮廷用)です。
会場に展示されていたものを見ると、茶碗が透けて見えます。

013  黄地青花龍唐草文盤 径79、8cm
明時代 景徳鎮窯
宝相華唐草文(花のある唐草模様)が描かれた中央に大きな5本爪の龍がいます。
5本爪の龍は皇帝を象徴しています。縁の周りにも龍がいます。

014  五彩百蝠文壺 明時代 高さ34、5cm
胴径32cm 景徳鎮窯
赤絵の壺です。珊瑚の海の上に蝙蝠が飛んでいます。
雲形の枠内に赤、白、緑などカラフルな蝙蝠が描かれています。

015  粉彩団蝶文碗 清時代 径14、3cm
茶碗の外側に2種の花と2種の蝶を円形状に文様とした団蝶文を5個配置しています。
蝶と花の描写が精緻です。

016  釉裏紅団龍文瓢形瓶 清時代
霊芝をつかんだ2匹の龍を円形状に描いた団龍文を胴の周りに配しています。

017  豆彩蓮池文管耳瓶 清時代
高さ53、8cm 胴径38、6cm
青花、豆彩、粉彩など、様々な絵付け技法を使って蓮の花と葉をカラフルに描いています。
素晴らしく、色彩豊かな瓶です。

018  青磁象嵌雲鶴菊文瓢形水柱 高麗時代
菊の花を描いた円形の文の合間に鶴と雲の文が象嵌されています。
把手は3本の蔓をねじったような形です。

021  色絵輪宝羯磨文香炉 野々村仁清
高さ12、3cm 胴径19、8cm
陶土に白濁釉をかけ、金彩や赤、青、緑の上絵で輪宝(正面)と羯磨(三鈷杵を十字に組んだ法具)
(側面)を描いています。
輪宝と羯磨が鮮やかに浮かび上がっています。これは重要文化財です。

022  色絵紅葉文透彫反鉢 尾形乾山
高さ11、5cm 口径20、2cm
赤、黄、緑の紅葉の葉が描かれ、葉と葉の間に透かしがあります。
かがんで透かしを見れば、中に対面の紅葉が見えます。外と内の紅葉が重なり合います。
口縁は葉の形が合うように切り取られています。
まさに紅葉を手の中に持つような鉢で、素晴らしいデザインです。


これ等の他、沢山の中国、高麗、日本の陶磁器が展示してありました。

絵画、陶磁器の他、書跡や工芸、屏風、更に仏教美術もあります。
1階から5階まで全部見ると2時間はかかります。
美術品が好きな人なら半日は楽しめるでしょう。

又次の機会に違った角度から美術品を見てみたいと思います。

 岡田美術館
    神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1
        Tel 0460-87-3931
























































« 岡田美術館・歌麿「深川の雪」 | トップページ | 松濤美術館・藤井達吉の全貌 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 岡田美術館・陶磁器:

« 岡田美術館・歌麿「深川の雪」 | トップページ | 松濤美術館・藤井達吉の全貌 »

無料ブログはココログ

座間、海老名

  • 座間ひまわりまつりと海老名泉橋酒造