深大寺の元三大師大祭とだるま市
毎年3月3日、4日に調布市の深大寺で厄除元三大師大祭が行われ、この時だるま市が開かれますが、
これは日本三大だるま市の一つです。深大寺に行って来ました。
その昔、満功上人が法相宗を学び、清水に恵まれているこの地に堂を建て、水神「深沙大王」を祀って
深大寺を開創しました。
平安時代に天台宗に改まり、比叡山中興の祖とされる慈恵大師良源大僧正の自刻像を比叡山から迎えました。
慈恵大師は元日三日に入滅されたので、「元三大師」さまと呼ばれます。
厄除元三大師大祭は深大寺最大のお祭りです。
大師堂の脇にびんずるそんじゃさまがいます
この方は霊力の強いお坊さんで、いつもお堂の外に居ます。
自分の体の具合の悪い所と同じところをさすり、治してもらいます。
だるまが沢山並んでいます。赤だけでなくいろんな色のだるまや変わっただるまがあります。
だるま開眼所 すごい行列です お坊さんが左目に阿の字の梵字を書き入れ、かざして魂を入れます
買っただるまに阿の字を入れていただきました
境内を散歩します。
釈迦堂 釈迦如来椅像 白鳳仏として重要文化財です。
昨年の東京芸大の興福寺仏頭展でも展示されていました。
お腹が空いたので名物のそばを食べます。少し静かなところを選びました。
深山茶屋の門
山かけそばをいただきました。そばが美味しいです。
延命観音 中を覗くと大きな石に延命観音さまが刻まれています 慈覚大師様自刻です
石に刻まれているのですが、袋が掛けてあり少し見にくいです。
そば屋 元祖嶋田屋
古いですね。創業文久年間と書いてあります。
茶屋の裏にお化けたちがいました
梅の花もまだ残っていましたので、少し紹介します。
いよいよ二時からお練り行列が始まります。東門前に講中の人が集まってきました。
この後、お練り行列の一行は元三大師堂に入り、法要「御影供」が営まれ、声明が唱えられるのですが、
一般の人は元三大師堂には入れませんので、堂までお見送りして帰りました。
深大寺の歴史と伝統を感じた一日でした。
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