三沢厚彦ANIMALS
浜松市美術館で開催されている「三沢厚彦ANIMALS」を見てきました。
三沢厚彦さんは樟の丸太から掘り出す動物たち、ANIMALSのシリーズで知られています。
これ等の彫刻で、平櫛田中賞やタカシマヤ美術賞、長野県野外彫刻賞を受賞し、注目されている
彫刻家です。
チラシと図録から一部ご紹介します。 チラシ
チラシの豹は美術館2階の暗い部屋にあり、部屋に入ると飛びかかってきそうな迫力を感じました。 ワニ
図録では他の動物と一緒に載っていますが、展示では6mの巨大なワニが大きな展示ケースを
占領していました。 ヘラジカ
こちらも大きいです。高さは2mくらい、全体は3mもあります。展示室の前に堂々と陣取っています。
三沢さんの動物は圧倒的な存在感と重量感があり、びっくりしますが、よく見るとリアルな動物には
仕上げてありません。
ノミの跡が残っており、実際の動物と同じような色が、油彩で彩色されています。
そしてどことなく愛嬌があり、親しみの持てる動物ばかりです。
形が少しデフォルメされているからでしょうか。 クマ 高さ3m
パンダ 高さ約2m
ゾウ 高さ2、2m長さ3、4m
ライオン 高さ1、6m長さ3m
ゾウは圧倒的な大きさですが、ライオンも負けていません。 キリン 高さ約3m
次に2階の展示室に向かいます。 ペガサス 高さ3m
トラ 高さ1、3m長さ3m
シロクマ 高さ約2m
バク 高さ1、3m長さ2、7m
2階の一角に、照明を落として暗くした部屋があり、中に白色基調の動物が輝いていました。
一角獣やシロクマ、豚、更にチラシに掲載された豹が生き生きとしていて、中でも豹は今にも
飛びかかってきそうでした。 一角獣 高さ2、2m
最後の部屋は三沢さんのアトリエの雰囲気を伝えるコーナーで、動物の絵画やドローイング、
彫刻の習作などが展示されていました。
動物の絵 彫刻の習作でしょうか
彫刻作品は約50点が展示されています。
そして彫刻に動物の名前はありません。
見る人のいろいろな思い、感覚を大切にしているからでしょう。
作品には制作年数と番号が付けられています。
この展覧会は12月1日まで開催されています。
浜松市美術館
静岡県浜松市中区松城町100-1
Tel 053-454-6801
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