千葉小湊小旅行
千葉県の天津小湊に海で泳ぐ鯛を見に行って来ました。
外房線、安房小湊駅からぶらぶらと歩き、鯛の浦遊覧船乗り場に向かいます。
鯛の浦の看板が横向きになってしまいました。すみません。
遊覧船に乗り込みます
鯛が見えるでしょうか。 船頭が投げる餌に群がってきます。
大きいものは7、80cmあります。この鯛は水深10~20mに生息していますので、日焼けして
黒っぽくなっています。
ここ、鯛の浦のマダイは日蓮聖人がこの地に誕生した時、祝福するように海面近くに群れをなして
現れたと言います。国の天然記念物に指定されています。
遊覧船から上がり、鯛の浦会館で歴史や資料、水槽で泳ぐ鯛などを見て、お土産に鯛味噌を買いました。
この鯛味噌に使われている鯛は鯛の浦以外のところの鯛です。
次に、遊覧船乗り場の向かいにある、誕生寺を訪れました。
誕生寺総門 参道の灯篭と奥に仁王門 堂々とした山門(仁王門)です。
日蓮聖人御幼像
日蓮聖人はこの小湊片海に誕生しました。
その時、庭先から泉が湧き出し、それを産湯に使ったそうです。(誕生水)
近くの砂浜には蓮華の花が咲き、蓮華ヶ淵と呼ばれ、この海岸の砂を五色砂と言います。
鯛の浦の鯛の出現と合わせて「聖人誕生の三奇瑞」と言うそうです。
日蓮聖人の弟子、日家上人が聖人生家跡に誕生寺を建立しました。
祖師堂 彫刻を少しアップにしました
日蓮聖人の木像が安置されています
祖師堂の彫刻は“波の伊八”による見事な彫り物です。
「波を彫っては天下一」と言われた、初代武志伊八郎以来、五代まで受け継がれ、千葉県の
鴨川市、いすみ市などの寺に豪快な波の彫刻があります。
今日は残念ながら、波の伊八写真館が開いていませんでしたので、ガラス戸越しに素晴らしい
彫刻の写真を見ました。
伊八の彫刻がある、大山不動や南房総市の宝珠院なども見てみたいものです。
まだ時間がありますので、内房線、太海駅から仁衛門島に渡ることにしました。
太海駅から10分ほど歩くと渡し船の乗り場があります。
太海駅の道すがら仁衛門島が見えます 島への渡し船乗り場 渡し船が仁衛門島から戻ってきます
舟は2人の船頭さんの手漕ぎです 島の船着場
仁衛門島の案内板 島の中に入る階段
仁衛門屋敷の戸 庭と屋敷
部屋の内部 庭に面した縁側
昔、安房に逃れた源頼朝を、平野仁衛門がこの島にかくまい、助けました。
その礼として頼朝より島を与えられました。
この屋敷は1700年頃に建て直されたものです。
更に奥に向かいます。 神楽岩 日蓮聖人が朝日を拝した所
源頼朝かくれ穴入口 かくれ穴に稲荷大明神が祀られています
反対側の奥には蓬島弁財天や展望台、亀岩などがあるそうですが、そちらは見ずに島の
半周で引き揚げました。
なかなか鄙びた良い島で、夏の海水浴、キャンプ、釣りには良さそうだなと思いました。
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