アーツ千代田で神田祭の祭礼図鑑展示
アーツ千代田3331の特別企画展「祭礼図巻に見る江戸の粋」を見てきました。
神田明神の近く、外神田6丁目にあるアーツ千代田では、神田祭に合わせて「祭礼図巻」を
展示しています。
この図巻には江戸~明治期の神田祭の神幸祭と附け祭の様子が克明に描かれています。
3巻全長49、8mに及ぶ巻物を最新の技術で複製し、実寸大で展示しています。 アーツ千代田3331入り口(元練成中学)
神田明神祭礼図巻 十二支の行列と大幡
八将神 大江山の鬼賊退治猿の神楽舞
猪に乗る金太郎 大鯰と要石
羽衣舞台 天岩戸の天照大神 十五童子(金財童子、稲籾童子など)
図巻の他、山車人形や神田祭の資料、神輿の担ぎ棒、町会の神輿と半纏なども展示されています。 山車人形 熊坂
立版古(おもちゃ絵) 関羽 飛騨匠棟上人形
江戸時代後期から明治期にかけて流行した組み立ておもちゃ絵。
歌舞伎を描いたものが多いが、神田では祭を題材にした山車などの絵が描かれた。
担ぎ棒 5,3m 神輿と半纏
この他、神田祭の昔の映像や建築家にして画家の木下栄三さんの「神田日和」という作品展がありました。
木下栄三さんの作品は、スケッチに彩色したものですが、大変細かく、緻密で素晴らしい絵です。
神田の町の他、皇居と江戸城の詳細な絵があり、又、花などの植物や魚類、色々な道具
の絵はまるで図鑑を見ているようです。
祭の展示を楽しく見ていましたが、木下さんの絵の前では、美術館に入ったような気持ちになりました。
アーツ千代田3331 千代田区外神田6-11-14
Tel 03-6803-2441
この展覧会は5月19日まで開かれています 無料です
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