回向院と浮世絵展
善光寺出開帳をお参りした時に、回向院の境内も巡り、浮世絵展を見てきました。
回向院の始まりは、江戸時代の(1657年)「明暦の大火」で亡くなった大勢の人の冥福を
祈る為に、将軍、家綱の命で建てられた御堂からだそうです。
回向院の正式名称は「諸宗山無縁寺回向院」といい、「有縁、無縁に関わらず、人・動物に
関わらず、生あるものすべてのものへの仏の慈悲を説くもの」を理念としています。
境内には、火事や地震の犠牲者、溺死者、遊女、水子、刑死者、動物などありとあらゆる生命が
供養されています。
また、善光寺をはじめ全国の有名社寺の秘仏秘蔵が出開帳される寺院として参詣する人々で
賑わいました。
このような背景もあり、先日、東日本大震災の復興を祈念する善光寺出開帳が行われました。
回向院山門 念仏堂 慰霊碑
動物慰霊塔
力塚
相撲の最初の形である勧進相撲は回向院が中心で行われました。 鼠小僧の墓
手前に削りとり用の墓石(お前立ち」があります。墓石の破片を持つと幸運に恵まれます。 鳥居清長の碑
鳥居清長碑建立記念の「江戸の華、浮世絵と両国回向院展」が開催されていました。 鳥居清長名品展の図録表紙
市川 蝦蔵の暫 出語り図
行事を務める金太郎 三美人と子供
回向院はなかなか奥が深く、全てを見るには至りませんでした。
次に参拝する時には、ご本尊の後ろにある、千体地蔵尊を是非見たいと思っています。
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