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2013年2月 4日 (月)

マヤ音楽と早稲田散歩

早稲田大学小講堂でマヤ音楽の演奏を聴いて来ました。

2月1日に早稲田大学、大隈記念講堂の小講堂でマヤ音楽の演奏があるというので、
聴きに出かけました。
少し早めに行き、早稲田の町を散歩しました。

西早稲田2丁目の交差点の角に「穴八幡宮」があります。
1062年に源義家が八幡宮を祀ったことに始まり、その後山裾を切り開いたところ、横穴
が現れ、中に金銅の阿弥陀如来が奉られていた事から穴八幡宮と称するようになった
との事です。

004_2 山門 随神門
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阿吽の像の代わりに武士の像がありました

現在では虫封じの祈祷と冬至の「一陽来復」のお守りで信仰を集めています。
境内に大変な人の行列ができていましたが、これは冬至のお守りを頂く人の列でしょう。

道路を挟んだ向かいに歴史を感じさせる蕎麦屋が有りましたので、昼食です。
「三朝庵」と言い、三河出身の人が100年以上前に始めた蕎麦屋だそうです。
縁起の良い“融通そば”(天ぷら)をいただきましたが、これはゆずの皮が入っていて、
更にゆずの粉を振りかけていただきます。なかなか美味しい。
又、「三朝庵」はカレーうどんとカツ丼の元祖とも言われています。


「三朝庵」の先のゆるい坂を下っていくと、「宝泉寺」があります。
小さなお寺のようですが、900年の前半に、藤原秀郷が草創したと伝えられ、千年以上の
歴史を持つ古いお寺です。江戸時代の隆盛を極めた時には早稲田大学キャンパスの
大部分が寺領だったそうです。
早稲田大学と縁が深いので、(早稲田大学)合格祈願のお寺として知られています。
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現代的な本堂                         300年の歴史を経た梵鐘




早稲田大学に入ると、先ず會津八一記念博物館に向かいました。
今は富岡鉄斎展が開かれています。
007_2 008_2


「七福神之図」、「高士観瀑図」、「十六羅漢図」、「寒山拾得図」、「四季山水図」、
「四季花鳥之図」などをじっくりと見ました。

富岡重憲コレクションでは白隠の「蛤蜊観音図」や澤田政廣の270cmの木彫り「太陽
に向いて」など。
二階の常設展には會津八一が収集した絵画や陶器、金属器、書、瓦、仏像などの他に
日本の近現代絵画、彫刻、陶器、考古資料など沢山の展示品があります。
012_2 大階段の上にある日本画の「明暗」
横山大観と下村観山による大作です


そろそろ時間が迫ってきましたので、大隈記念講堂の小講堂に向かいました。
14時から早稲田大学オープン教育センターの講演があり、その後マヤ音楽の演奏が
あります。
先ず清水透教授の「越境する民、越境する文化ー揺らぐコロニアル・フロンティア」の
講演が始まりました。
清水教授は世界的なマイノリティ文化の研究をされ、経済、情報、政治、文化、全てが
グローバル化する中で、マイノリティの越境、時代の液状化を観察されてきました。
メキシコシティの東、チアパス州を30年に亘り調査している中で、マヤ音楽のグループ
“サク・ツェヴル”(白い稲妻)に出会い、彼らが一つの方向性を示していると思われた
ようです。

いよいよマヤ音楽の演奏です。
本来“サク・ツェヴル”はダミアン・マルティネスと兄弟たちのマヤ先住民音楽グループが
マヤ系ツォツィル語で神話や精霊、霊魂などのテーマを歌い、演奏するものです。
2007年から渡辺りえさんと西居かおりさんが参加して日本色を加えたフュージョンを
創り、新しい展開を拡げてきました。
世界各地で演奏し、2012年からはダミアン氏と渡辺さん、西居さんの3人で活動、国連
本部、リンカーンセンター、ニュウヨーク、ロシアなどで活躍しました。
2012年10月のメキシコ国際セルバンテス祭に参加し、独特のサウンドが絶賛
されました。
今年もすでに熊本、都留文科大学で演奏しています。
演奏が始まりました。
 「シナカンタン村の唄」、「チアパス、それは一つの花」、組曲「三つの精霊」、「期待」
 (この曲は五木の子守唄から始まりました)、「記念日」、「終わりのない歴史」、「女性
 たちへ」(日本語の歌詞も有りました)、「夢見る森」、「蛇のジャガー」
 アンコール曲「真の歌」まで演奏して頂きました。

010_2 011_2


ダミアン氏のヴォーカルには魂を揺さぶられるような響きがあります。
渡辺りえさんのヴァイオリンは素晴らしいテクニックで時に優しく、時には情熱的に演奏
されます。エキゾチックなサウンドです。
西居かおりさんのオカリナはフォルクローレのような響きで、メキシコチアパスの風の音のようです。
楽器を替えて演奏される太鼓(ドラ)は心臓の鼓動に同調するかのように響きます。
波の音のような楽器もありました。

マヤ音楽を堪能し、自分の心の中にあって、気が付いていない太古の昔の記憶が呼び
起こされるような気持ちになって、小講堂を後にしました。

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