南極・北極科学館
東京都立川市の南極・北極科学館をのぞいてきました。
JR立川駅から多摩モノレールに乗り、高松駅で降りて約10分で南極・北極科学館です。
この施設は国立極地研究所が平成22年7月に開設しました。
国立極地研究所 南極・北極科学館
東京都立川市緑町10-3
Tel 042-512-0910
南極の面積は約1300万平方キロメートルもあり、日本の36倍です。
南極については、アメリカ、ロシア、日本、フランス、ノルウエーなど12ヶ国が
南極条約を採択し、1961年に発効しました。
内容は、南極の軍事利用禁止、科学的調査の自由、領土権を主張しないなどで、
2010年には条約加盟国が48ヶ国となり、これにより護られています。
南極の氷の厚さは最大4776Mもあります。
入り口すぐの所に南極の氷があり、ボックスに手を入れて冷たい氷を
触る事ができます。
壁際には氷床の掘削ドリルが展示してあり、円柱状の氷を採取しますが、
2007年には深さ約3035Mの氷を掘り出すことに成功しました。
約72万年前のサンプルで、過去の気候や環境が観察できます。
南極に生息するアザラシやペンギン、キツネなどの剥製もあります。
ナンキョクオキアミは大きいものでも6センチくらいですが、総量は
約10数億トンにもなる膨大なもので、ペンギン、アザラシ、イカ、魚類、
鯨など、南極に生きる生物の多くが主食にしています。
南極にもタコが居ますが、面白いのは足の吸盤が一列しかありません。
又、コオリウオと言う白い血の魚が居ます。ヘモグロビンが無いと言う事です。
隕石の展示コーナーでは月の隕石や火星の隕石もあります。
日本が全世界の3分の1、約16800個の隕石を発見しました。
最後にオーロラシアターで12分間の映像を見ました。
この日は9月3日に南極で撮影したばかりのオーロラが見られました。
緑色のきれいなオーロラの他に珍しい赤色のカーテンも広がり、
最後にオーロラ爆発と言うのでしょうか、緑のカーテンが全天を覆いつくしました。
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